チャニョル君の日常 (ページ13)

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髪ページ13

CYside

～朝、廊下にて～

『チャニョル、おはよー。』

この声はAだっ！

CY「おはよー！…………。」

俺は言葉を失った。

『え、黙るのは止めてよ。』

だって、だって！

CY「髪が無くなってる！」

『いや、あるから。誤解招くこと言わないで？』

もっと重大なこと。

CY「何で俺がボブ好きなの知ってんの？」

まさしく俺のタイプ。

理想の女の子なのだ。

『え？知らなかったけど。』

CY「え、ちょっとよく見せて？」

前から可愛かったAがさらに可愛くなってる。

髪の毛に触れてみた。

CY「え、さらっさらじゃん。」

『トリートメントもやってもらった。』

CY「え、最高。ずっと触ってたい。」

『チャニョル、クラス違うじゃん。』

現実を突きつけるな、Aさんよ。

CY「はぁ、早く一緒になりたい。」

『ほんとに。』

来年まで待たなきゃいけないのか……やだなぁー。

CY「ちなみに美容師は男?女？」

『女性だったはず。』

CY「うん！良くできました！」

いい子。いい子。よく分かってる。

『なんとなく、チャニョルが女性の美容師さんに切ってもらうの想像してみたら、すごく嫌だったから私も止めよっと思って。』

CY「なんなの？かわいすぎ。」

CY「ねえ、ぎゅーってしていい？」

『ここでっ？無理無理!恥ずかしいからっ！」

CY「無理じゃない。」

『ねえ、チャニョル。めちゃくちゃ見られてるから！」

CY「Aのクラスの男子に俺のだって見せつけてんの。」

こんなかわいい彼女取られるわけにいかないもんねー。

『見せつけなくても平気だから。』

CY「平気じゃない！ほらー、あいつもあいつも、みんなAのこと見てる。」

『みんなこの恥ずかしい状況をみてんのっ！』

勢いよく体をはがされてしまった。

『人前でこういうの止めてよ！//心臓に悪い。』

CY「人前じゃなきゃ、いくらやっても良いんだー。」

『そう言うことじゃ……っアホチャニョル！』

そう言って自分の教室に入ってしまったA。

全く素直じゃないな………………………ってこんなこと思ってる場合じゃ無くね？

CY「A！?ねえ、ごめん、ごめん、ごめん!!!!!!!!怒んないで！まじで謝るからっ！俺が悪かった！機嫌治してーーー！」

BK「はあ、まじでダサいわ、お前。」

通りかかったベクに、ディスられた。

CY「やーーーー！今何て言った！ベク！」