…… ページ39
通りすがる社員の方に自然な感じで挨拶しつつ部屋を覗いていく。
摘み出されたらどうしようかと思ったけど、今日のわたしオフィスルックだし、全然大丈夫だわ。
まさか日本のファンが入り込んでるなんて誰も思わないでしょ。
なにより、ジョンデの妹だし〜。
最初は余裕綽々でビルの中を移動してたけど、いつまでたっても、しうちゃんが見付からない。
もしかして事務所来てないとか？
もうかなり時間たってるのにー。どうしよう……あ！
「すいませーん。あのシウミンさんどこ行ったか分かります？ 」
自然に自然に……さもEXOスタッフかの様に聞いてみる。
「さっき、レコーディングルーム入って行きましたよ」
え゛！
ウロチョロ探し回った意味無し。あそこで待ってれば良かった。
いやいや、でもあの中には会うと面倒くさそうなベク、全然優しくないジョンデ。それに、わたしをゴキブリ扱いしたギョンスまでいるんだもん。
……しうちゃんが入って行ったって事は、もう3人はいないよね。
エレベーターに乗りレコーディングルームへと急ぐ。
部屋の前に着いて、コッソリ覗き込むと本当に居た！ しうちゃん！ やっと見つけた！
お水片手にスタッフと談笑してるしうちゃん。
もう終わったのかな〜？それともこれから？
どっちにしろ、まだ出て来そうには無い。
流石に中に入る訳には行かないしな……
「な〜にしてんの」
ひっ！ この声は。
バレてるんだろうか？ わたしだってバレてるんだろうか？ 聞こえないフリして振り向かないって選択肢あり？
「A〜ちゃん！ 」
……バレてました。
「あ、おはようございます。えへへ」
「今日もドッキリの撮影？ これネタバラシいつなの？ 俺ちゃんと驚いたふり出来るかな〜」
ベク、そんな日は来ませんよ。……一先ず退散するか。
「もうすぐ撮影始まるんで、じゃあ……」
「待って。そろそろ番号教えて」
そろそろじゃねー……あ、わたし鞄持ってるって事はiPhone入ってるよね。
鞄のポケットから取り出す。
「あ、ほら電源切れてます。ごめんなさーい。じゃ」
その場から離れようとすると、伸びてきたベクの腕に寄って遮られる。
か、壁ドン。
「Aちゃん？ 電源入ってなくても番号分かるよね〜？ 」
う……ベク近い。
ベクに壁ドンされるなんてっ。神様ご褒美ありがとう！
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 860人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「EXO」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
nana(プロフ) - はじめまして!!モニカさんの小説にドハマりしてます！モニカさんの小説のおかげで、日々の生活のモチベーション上がります！是非、パスワード知りたいのでよろしくお願いいたします!! (2017年4月16日 13時) (
レス) id: 6999a14f93 (このIDを非表示/違反報告)
ゆい(プロフ) - スキャンダラスな四角関係の初めからのパスワード教えてください！！ (2017年2月23日 7時) (レス) id: 4074740af0 (このIDを非表示/違反報告)
みずきち(プロフ) - いつも楽しく読んでおります！溺愛系の2だけパスワードがかかってるみたいでよければ教えていただけませんか？宜しくお願いします！ (2017年2月19日 12時) (レス) id: def1bc8ee9 (このIDを非表示/違反報告)
れいちぇ(プロフ) - もにか★さんの作品の大ファンです(･∀･)いつも更新を楽しみにしております！べくとぎょんすにきゅんきゅんしてます(笑)(もちろんいじわるなしうちゃんにも/////)ですのでぜひパスワードを教えていただきたいです！よろしくお願いします！ (2017年2月12日 9時) (レス) id: 618522e4d7 (このIDを非表示/違反報告)
mimi(プロフ) - スキャンダラスな四角関係のパスワード教えていただけませんか？（ ; ; ） (2017年2月12日 2時) (レス) id: fdc7ee00c1 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：もにか
| 作成日時：2016年10月12日 8時
