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XM「セフン、Aを部屋に」
ミンソクが静かに言った。
セフンは頷くだけの返事をして Aの部屋に向かった。
Aをベッドに座らせるセフン。
正面にしゃがみ込んで顔を見上げた。
Aは泣いていた。
SE「ヌナ・・」
Aはセフンの目を見つめ返す。
SE「ヌナの日本語、初めて聞いたよ。一年以上ずっと一緒にいるのに不思議だね」
セフンが優しく微笑んだ。
「・・・」
SE「もっと聞きたい、ヌナの日本語。俺に教えて？ヌナの本当のこと」
それは言葉の事だけではない事を Aも理解していた。
大粒の涙がぽろぽろと零れ落ちて行く。
セフンは腰を上げて Aを抱き締めた。
SE「ヌナが傍にいてくれるなら、どんな事でも俺は大丈夫だよ。だから、一人で苦しまないで」
言葉で、体で、セフンは Aを包み込んだ。
Aはセフンの胸にすがって泣いた。
大粒の涙をいくつも零して静かに泣いている恵介に、お手伝いさんが温かいお茶を出した。
恵介はそれを大人しく受け取って口を付ける。
次第に落ち着きを取り戻したようだった。
KE「[英語]すみませんでした」
しおらしい態度に皆はリビングへ集まって恵介を囲んだ。
SU「[英語]はるばる韓国まで来てくれたのに俺たちなにも事情を知らなくて申し訳なかった」
ジュンミョンが丁寧に言った。
KE「[英語]突然押しかけた僕が悪いんです。皆さんお仕事前だというのに本当に申し訳ありません」
XM「[英語]さっき言ってた事、少し聞いてもいいかな」
ミンソクが正面に座って言った。
SU「ヒョン、立ち入った話なんて」
XM「あいつは自分から話さないだろ」
ジュンミョンが止めようとしたがミンソクは遮った。
XM「[英語]海外ドラマが好きで英会話の為に渡米したって聞いてたけど違うの？」
KE「[英語]理由の一つではあると思います。初めは僕もそう思ってました。姉はよく海外ドラマを見ていたし渡米した当初は連絡もよく取り合ってました。でも・・・」
恵介は持っているカップに目を落とした。
KE「[英語]高校を卒業したら帰国するはずだったのに、姉はそのままイギリスへ行ってしまったんです」
BH「イギリス！？」
CY「あいつそんな事一言も」
KS「黙って二人とも」
声を上げたチャニョルとベッキョンを見上げる恵介。
XM「[英語]俺たちは渡米の話しか聞いてない」
KE「[英語]・・そうだったんですか」
JD「あ！」
考え込んでいたジョンデが声を上げた。
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〜NAE〜(プロフ) - にゃんさん» あっありがとうございます(´；ω；｀)ﾌﾞﾜｯ 頑張ります！！！(´；ω；｀)ﾌﾞﾜｯ (2017年8月27日 6時) (
レス) id: b1ae71ac5c (このIDを非表示/違反報告)
にゃん(プロフ) - NAEさんのお話、すごく好きです！これからも更新楽しみにしています。応援してます！ (2017年8月26日 20時) (レス) id: 87856bb923 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：〜NAE〜
| 作成日時：2017年8月26日 0時
