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(セフンの声・・・私を呼んでくれてる・・・目を開けなくちゃ・・でも怖いの・・・怖くて怖くて仕方ない・・)
Aは体に力を込めて小さく蹲って動けない。
SE『愛しているよ A。だから、俺の名前呼んで？お願い』
温かい熱がどこかから伝わってくる。
固く蹲った体の力が抜けていく。
(あぁ・・・セフンの顔を見たい・・セフンに見つめられたい・・・・目を・・開けなくちゃ・・・)
「・・・・・・セ・・・・フン・・・」
ゆっくりと瞼が開いて、ゆっくりと開いた唇からその名前が紡がれた。
ぼやけた視界に優しい笑顔が映る。
SE「うん」
セフンがそっと答えた。
「・・・セフ・・・・ン・・・」
SE「うん」
「・・・・・セフン・・・」
セフンの笑顔をしっかりと目に映した Aは涙を零していた。
SE「おかえり、ヌナ」
セフンがそっと Aの頭を撫でた。
Aはセフンに縋り付く。
「セフン・・・セフン・・・・セフンっ」
SE「怖かったよね。ごめんね」
セフンもぎゅっと抱きしめた。
「セフンっ・・・セフ・・・・セフンっ」
SE「もう大丈夫だから。ヌナが大怪我しなくてよかった」
「ごめんなさい・・・・ごめんなさい・・」
SE「ヌナのせいじゃないよ」
「ごめんなさっ・・・・ごめん・・・ごめんなさい・・・」
SE「謝るんじゃなくて俺の名前呼んでよ」
「セフンっ・・・愛してる・・セフン・・・」
SE「うん、俺もだよヌナ」
「うぅ・・・セフン、セフン、セフン」
SE「ふふ、壊れたおもちゃみたい」
「ううー・・・セフンん」
SE「うん、ここにいるよ。ちゃんとヌナの傍にいる。ヌナを抱き締めてるよ」
「セフン・・・わぁあああああ」
Aは声を上げて泣き出した。
SE「子供みたいに泣かないで。もう大丈夫だから、ね？」
セフンがあやすように背中を撫でる。
「あああ・・・・わぁあああああ」
SE「よしよし。ヌナは泣くとマンネになっちゃうね」
「うぇええええ・・・・ああああああああ」
SE「よしよし」
Aがセフンの腕の中で泣きじゃくる。
セフンは少しだけ困ったような、でも嬉しそうな顔をして Aを抱き締めてその頭に頬を寄せた。
２人の様子をじっと見守っていた兄たちがほーっと息を付いた。
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〜NAE〜(プロフ) - にゃんさん» あっありがとうございます(´；ω；｀)ﾌﾞﾜｯ 頑張ります！！！(´；ω；｀)ﾌﾞﾜｯ (2017年8月27日 6時) (
レス) id: b1ae71ac5c (このIDを非表示/違反報告)
にゃん(プロフ) - NAEさんのお話、すごく好きです！これからも更新楽しみにしています。応援してます！ (2017年8月26日 20時) (レス) id: 87856bb923 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：〜NAE〜
| 作成日時：2017年8月26日 0時
