5 ページ28
「セフン・・・起きて?・・・・目を開けてセフン・・・・セフンっ」
BH「A、動かないで！頭を怪我してるから揺らしたらまずい！ああ、ちくしょう！救急車まだかよ！！！！！」
ベッキョンが焦れて叫んだ。
ss2「どうしてこんなことになるのよぉおお！！！！」
ss3「いやよ！いやぁ！」
数人の男性に取り押されられた少女たちが喚く。
「ベッキョン・・・セフンが起きない・・・どうしよう・・・血がいっぱい・・・・どうしよう・・・セフン・・・」
声がおかしいことに気付いたベッキョンがセフンの下にいる Aを見た。
BH「A？っお前も頭から血が出てる！！目が真っ赤だぞ！？動くな！」
Aの顔に落ちたセフンの血が目に入って真っ赤に染めていた。
階段から落ちた Aも頭から出血していて床を濡らしている。
「いや・・・・・セフン、起きて・・・・起きてよセフン」
赤い涙を零しながら Aが何度もセフンを呼んだ。
ss3「セフンオッパ！セフンオッパぁ！」
取り押さえられているにも関わらず犯人の一人がセフンに近づこうともがく。
BH「ちょっ！こっちくるなサセン！近づけさせないで！！」
ベッキョンは２人を守るように覆いかぶさった。
ざわめきと悲鳴、容赦ないシャッター音。
ショッピングモールの警備員がようやく駆けつけてきたが、騒ぎは収まるどころか広がっていく一方だった。
「セフン・・・起きてよセフン・・・・セフン・・・・」
周りの喧騒などまるで耳に入っていないような Aは、うわ言のようにセフンを呼び続けた。
病院の廊下を走り抜けていく６人の男たち。
裏から入って一般患者が入らない病棟内は、院内を走る人影を咎める声もない。
６人は一目散に一つの病室を目指して走った。
ガラス張りの部屋が見える細長い部屋。
長椅子が置かれ、そこには頭に包帯を巻いた Aがベッキョンに寄り添われて座っていた。
バンッ！と大きな音がして２人がいる部屋のドアが開く。
SU「A！ベッキョン！」
BH「ヒョン！」
皆の姿を見てほっとしたベッキョンが立ち上がる。
XM「連絡聞いて・・・・セフンの容体は？」
BH「まだ意識が戻らないんだ」
KS「医者はなんて？」
BH「頭の骨はなんともなってないみたい。血圧とか脳波にも今のところ異常は出てないって」
ガラスの向こうの部屋で機械に繋がれたセフンが眠っていた。
傍まで行ってセフンの顔を見つめる兄たち。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 489人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「K-POP」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
〜NAE〜(プロフ) - にゃんさん» あっありがとうございます(´；ω；｀)ﾌﾞﾜｯ 頑張ります！！！(´；ω；｀)ﾌﾞﾜｯ (2017年8月27日 6時) (
レス) id: b1ae71ac5c (このIDを非表示/違反報告)
にゃん(プロフ) - NAEさんのお話、すごく好きです！これからも更新楽しみにしています。応援してます！ (2017年8月26日 20時) (レス) id: 87856bb923 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：〜NAE〜
| 作成日時：2017年8月26日 0時
