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大騒ぎに発展しつつある後方を気にしながら、集団から少し離れた所へ鞄の中の携帯を探しながら移動する A。
目の前には一階の大広場へ降りる階段があった。
気が急いているのか携帯が見つからず鞄の中を覗き込みながら探している A。
その背後に突然人影が現れた。
ss1「ふん！」
人影は思い切り Aを突き飛ばした。
Aは押し出されて一階へと下る階段を転げ落ちた。
「きゃああ！」
何段もある階段を下まで転げ落ちてしまう。
仰向けに倒れた Aは何が起こったのか理解出来ず、そして体中が痛んで起き上がれなかった。
「いっ・・・ぁ」
呼吸すらままならず落ちる瞬間掴んでいた携帯が隣に転がっているのを呆然と見ていた。
ss2「あんたなんか、いなくなっちゃえばいいのよ」
どこかから声がした。
ss3「よくも私のオッパの傍にのうのうと・・・」
違う位置からも声がする。
階段を下りてくる人影が Aの目に入った。
「おい、人が落ちたぞ」
「突き飛ばされたように見えたけど」
人混みの向こうから悲鳴とざわつく声が聞こえたセフンは、高身長を生かして周りを見る。
Aの姿がない。
セフンは嫌な予感に鳥肌が立った。
SE「ヒョン！ヌナがいない！」
BH「え！？ちょっあの、みんな落ち着いて」
もみくちゃにされているベッキョンは自分を触ってくる手を払いのけるので精いっぱいだ。
セフンが人混みを無理矢理押し分けて、さきほどまで Aがいた辺りまで進む。
階段下に歩いていく少女が見えた。
鞄から出した手にはこの場にそぐわないおかしなものが握られている。
セフンはそのまま視線を少女の向かう先へと向ける。
倒れている A。傍らに立っている2人の少女。
セフンは総毛立った。
Aを見下ろしている少女たちも階段から降りて行く少女が持っているものと同じ、レンガを握りしめていた。
SE「ヌナー！！！！！！！！！！」
BH「セフン！？」
取り縋る集団を払いのけてセフンが駆け出した。
あまりの勢いに払いのけられた人の数人が尻もちをついたり倒れ込んだ。
まるで映画のワンシーンのように、ゆっくりと少女たちに囲まれて見下ろされる A。
(なに？これ・・)
階段から降りて来た少女が Aの頭の方に立った。
その手に握られたレンガが目に映った。
(どうしてレンガなんて持ってるの？・・あなたたち、誰？)
痛みで思考がまとまらない A。
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〜NAE〜(プロフ) - にゃんさん» あっありがとうございます(´；ω；｀)ﾌﾞﾜｯ 頑張ります！！！(´；ω；｀)ﾌﾞﾜｯ (2017年8月27日 6時) (
レス) id: b1ae71ac5c (このIDを非表示/違反報告)
にゃん(プロフ) - NAEさんのお話、すごく好きです！これからも更新楽しみにしています。応援してます！ (2017年8月26日 20時) (レス) id: 87856bb923 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：〜NAE〜
| 作成日時：2017年8月26日 0時
