A CASE �� ページ24
■「ほらこれ。髪の長い女が写ってる」
■「ほんとにいたんだ・・・若いよね、家政婦はこんなに髪長くないもん」
■「信じらんない・・・なんなのこの女・・こいつのせいでうちら・・」
車道側ではない別の場所から盗撮した写真を憎らし気に見つめる少女たち。
宿舎内にいる髪の長い女性を確認すると、一人が持っていたライターで写真に火をつけた。
■「絶対に許さない・・・」
３人は顔を見合わせて深く頷いた。
常に数十人のサセンに囲まれている生活に慣れてしまった頃。
宿舎を取り囲んでいるサセン達も無闇に騒ぎ立てなくなっていた。
最近、人が少ない時間帯を見計らって男の格好をした Aが外へ出るようになった。
ミンソクからクリスマスにもらったキャップに長い髪の毛を全部入れて、セフンやジョンインからもらったお古の上着を着る。
オーバーサイズの上着は Aの体型を隠してくれた。
車を用意してもらってサセンに見つからない様に素早く乗り込む。
その際にはわざとメンバーが窓際や車道から見える所に姿を見せて視線を集めるという作戦つきだった。
今日はショッピングモールへ部屋の衣替えの為の買物に行く事になっていた。
「じゃあアジュンマ、いってきます」
AJ「気を付けてねー」
JD「視線集め任せて〜」
今日の”視線集め”はジョンデが担当する。
「よろしくね、ジョンデ〜」
Aは玄関でスタンバイする。
JD「GO！」
ジョンデが窓際で声を上げた。
その合図に合わせて玄関を開いて外に飛び出す。
バンの後部席ドアは開かれている。
車の向こう側にいるサセンはみんな宿舎の窓に注目していた。
(作戦成功！)
バンに飛び込むとドアを閉める。
ドアが閉まると同時にエンジンがかかって車が走り出した。
サセンが少しざわつく。
警備員が追いかけない様に抑えに回る。
見事な連係プレーだった。
サセンの姿が見えなくなったところで、徐行を始めるバン。
とある場所で停車して、後部席ドアが開いた。
「早く乗って」
Aが声を掛けると、どこかの建物の陰から変装したセフンとベッキョンが乗り込んだ。
BH「今日も大成功だな♪」
目深にかぶっていたキャップを少し上げてにやっと笑る顔を見せるベッキョン。
SE「なんでヒョンまで付いてくるんだよ、もー」
Aと揃いのキャップを被っているセフンはふくれっ面をしていた。
BH「俺だってたまには Aと出掛けたいもーん」
SE「自分の彼女と行けよー」
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〜NAE〜(プロフ) - にゃんさん» あっありがとうございます(´；ω；｀)ﾌﾞﾜｯ 頑張ります！！！(´；ω；｀)ﾌﾞﾜｯ (2017年8月27日 6時) (
レス) id: b1ae71ac5c (このIDを非表示/違反報告)
にゃん(プロフ) - NAEさんのお話、すごく好きです！これからも更新楽しみにしています。応援してます！ (2017年8月26日 20時) (レス) id: 87856bb923 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：〜NAE〜
| 作成日時：2017年8月26日 0時
