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静かな街を一人歩いて通りがかったタクシーを捕まえて宿舎に帰ると
寝静まったその場所は帰宅するであろう光輝の為に薄明かりだけ灯っていた。
誰にも会わずに済んでほっと息をついた光輝がソファに深く体を預けた。
(疲れた・・・)
あまり感じた事がない言葉が体中を巡っている。
天井を仰ぎ見る様な姿勢のまま目を閉じて静寂に身を任せた。
･
･
･
-ﾋﾔｯ
「なんっ」
突然額に氷を当てられたような冷たさを感じて光輝が跳ねた。
YG「ん」
缶ビールを飲みながらそこにいたSUGAがもう一本を差し出していてそれを光輝の額に押し当てたのだった。
「こんな時間から飲むのか？」
差し出されていた缶ビールを受け取りつつ光輝が言う。
SUGAは何も言わず光輝の隣に座った。
プシュッと缶を開ける音が響いた。
グビグビと勢いよく喉を潤してぷはーっと息を吐く光輝。
「酒が飲めるのは嬉しいけど」
缶ビールを見つめて光輝が呟いた。
「めんどくせぇな年食うと」
光輝が何に付いて言っているのかSUGAは理解しているのかいないのか。
YG「酒が飲めるだけ儲けもんだろ」
「・・違いねぇ」
光輝はまた缶ビールをグイッと傾けた。
YG「手に余るようならPDに言えよ」
「仕事じゃねぇしPD関係ねぇじゃん」
YG「なんでもかんでもやってお前に潰れられちゃ困るんだよ」
光輝が驚いた顔でSUGAを見た。
YG「なんだよ」
「いや・・・
お前からそんな言葉を聞くとは」
YG「茶化すな」
「茶化してねぇけど」
YG「お前とSMの縁が深いのはよーくわかってるけど
お前はとっくにうちの人間だろ。
負担になる人間関係なら
すっぱり切っちまえ。
仕事の面なら事務所がなんとかしてくれる」
「・・・」
光輝は残りのビールを飲み干して缶を握りつぶした。
それをぽいっと投げると音をたててローテーブルの上を滑る。
「オレが上手く立ち回れなかったせいだよ。
オレには今の仕事とお前たちがいるのにフラッとしちまったのが悪いんだ」
ビールを飲み終わって再びソファに深く沈む光輝。
SUGAは黙って残りを飲んでいる。
「大切なのは」
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〜NAE〜(プロフ) - rikoさん» rikoさんこんばんわ＾＾ とってもありがたいお言葉ありがとうございます！！！またしても難産期突入で頭抱えながらですみません＞＜。これからもよろしくお願い致します！！ (2021年7月19日 23時) (
レス) id: ff9e46a691 (このIDを非表示/違反報告)
riko(プロフ) - 更新お疲れ様です！お話ワクワクしながら読んでいます。続きも楽しみです！ (2021年7月18日 23時) (レス) id: 7d25cd713b (このIDを非表示/違反報告)
〜NAE〜(プロフ) - Sachiさん» Sachi様、温かいお言葉ありがとうございます＞＜。頑張りますT^T (2021年7月14日 23時) (レス) id: ff9e46a691 (このIDを非表示/違反報告)
Sachi(プロフ) - 続きがすごく気になります。無理せずゆっくりでいいので、更新楽しみに待ってます。 (2021年7月13日 7時) (レス) id: 36ee1af249 (このIDを非表示/違反報告)
〜NAE〜(プロフ) - たるぎうゆさん» 美味しそうなお名前のたるぎうゆさん、コメントありがとうございます！有り難いが過ぎるお言葉ほんとうにありがとうございますT^T (2021年5月30日 1時) (レス) id: ff9e46a691 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：〜NAE〜
| 作成日時：2020年9月6日 17時
