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-ガタン!-
ジョングクは咄嗟に逃げて椅子が倒れた。
JG「あの・・・・や、えっと・・・・僕・・・・」
ドアの方をちらりと見てジョングクは逃げ場を探した。
YS「帰ってもいいけど・・・
僕と仕事出来なくなって大丈夫かな?
君の大切なヒョン達が、困るんじゃないかなぁ」
ジョングクがびくりと震えた。
YS「ふふv
物わかりのいい子は大好きだよ」
ゆっくりと場所を開けて監督が促したのは
隣にあるベッドルーム。
ジョングクは目に涙を溜めて震える。
YS「僕の気が変わらないうちに動いた方が
身のためだよ?」
ジョングクは金縛りにあったように動けない。
監督がにやにや笑いながらジョングクに向かって足を進めようとしたその時
-キンコーン-
インターホンが鳴った。
YS「誰も呼んだ覚えはないけどなぁ」
言いながらドアに向かう監督。
ジョングクは目だけを動かしてとにかく逃げる場所を探したが見つかるはずもない。
YS「誰も呼んでないよ。帰ってくれ」
「カク様に是非にとお届け物でございます」
YS「?」
監督はオートロックのドアを開けた。
-ドガッ!-
YS「うわっ!!」
咄嗟に避けて監督に当たらなかったドアは蹴られて激しく壁にぶつかった。
YS「なんだお前!!」
「こっちの台詞なんだよ変態野郎」
JG「!」
聞き覚えのある声にジョングクが顔を跳ね上げた。
凄まれた監督は後ずさりしてジョングクの前まで戻ってくるとそのまま押し出されてベッドルームの方まで後退している。
監督を睨んで押しやっているのは光輝だった。
「まいど同じ手で同じ部屋使ってんだってな・・・」
YS「だっ誰だ!」
JG「光輝さんっ」
ジョングクの前まで来たが光輝は監督を凄んだままだった。
「よくもオレの可愛いアウ(弟)に」
YS「なにをっ・・この子が勝手に押しかけて来」
「ころしてやる」
光輝は歩みを進めて監督に向かっていく。
尋常ではない光輝の目に監督は逃げまどっている。
YS「ちょっ、待」
「だまれ下衆野郎。息の根止めてやる」
監督を掴もうと光輝の手が伸びたが
JG「やめてヒョン!!!」
ジョングクが光輝を後ろから抱き締めて止めた。
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〜NAE〜(プロフ) - ユルさん» そのお言葉にどれだけ癒されるかT^T ありがとうございます!頑張ります!! (2019年5月5日 11時) (レス) id: b1ae71ac5c (このIDを非表示/違反報告)
ユル(プロフ) - いつも楽しみにしてます! (2019年5月5日 11時) (レス) id: ec5d847a7b (このIDを非表示/違反報告)
〜NAE〜(プロフ) - ふうかさん» ありがとうございます♪ (2019年5月4日 19時) (レス) id: b1ae71ac5c (このIDを非表示/違反報告)
ふうか(プロフ) - すごい良かったです! (2019年5月4日 18時) (レス) id: a14ae18c33 (このIDを非表示/違反報告)
〜NAE〜(プロフ) - 理衣さん» ありがとうございますT^T 頑張ります!!!!! (2019年4月23日 22時) (レス) id: b1ae71ac5c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:〜NAE〜 | 作成日時:2019年4月14日 0時