Call my ... stage5 (ページ25)

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声高に光輝が皆に向かって叫んだ。

　「オレがいない間に何やらかしてんだ！！
　なんで誰も止めねんだよ！！まとめてぶっ飛ばすぞお前ら！！！」

数日の断食を繰り返していたジミンがとうとう光輝がいない1週間以上の断食に踏み込んでしまったのは明らかだった。

JM「ヌナ・・・俺が勝手にやった事・・皆のせいじゃな」

ひび割れた唇で辛そうに言葉を紡いだジミンが光輝の腕の中に倒れ込んでしまった。

　「ジミナ！！！」

ヒョンラインが次々に立ち上がる。

　「ジミナ！しっかりしろジミナ！」

青ざめた顔。

　「くそ！」

テーブルの上に目をやった光輝が叫んだ。

　「テヒョンァ！！そこにある桃持って来い！」

TH「えっ？桃？」

　「早くしろ！！！」

怒鳴られてパニックになりながらなんとかVが近くにあった桃の入ったガラスの器を持って駆けつけた。

SK「光輝、とりあえずソファに」

　「さわんじゃねぇよ！！どいてろ！」

JINの言葉も跳ね除けてVが差し出したガラスの器に手を伸ばした光輝は桃を掴んで口に放り込んだ。

口の中で果肉を潰して果汁を絞り出すと

JG「ちょ！ヌナ！！」

全員が囲んでいる中でジミンに口移しで果汁を運んだ。

ひび割れた唇は違和感しかなかったが、夢中で唇をこじ開けて薄く開いていた歯の内側に果汁を流し込む。

顔を離して様子を見ると、喉仏がごくりと上下した。

　「よし、飲み込んだ」

口の中に残った搾りかすの果肉を飲み込んですぐに次を口に入れようとするが邪魔される。

JG「ヌナってば！」

　「うるせぇ！邪魔するなら向こう行ってろ！」

ジョングクの手を払いのけて桃を掴むと口に放り込む。

2～3回繰り返した光輝が見ないで桃に手を伸ばしたがそこにあるはずのガラスの器が手に当たらず

YG「もういいだろ」

SUGAが水の入ったグラスを手渡してきた。

光輝は無言で受け取ると今度は水を口に含んでゆっくりとジミンに飲ませた。

光輝が与えるものすべてを飲み込んだジミンは倒れた時より少し落ち着いて見えた。

ジミンを抱えたまま立ち上がろうとするが

NJ「俺が」

　「・・・ベッドに」

短くそう伝えると光輝はキッチンに行って手と口元を洗った。

キッチンの上部の棚にしまってある水差しとグラスを用意すると水を入れて運んでいく光輝。