Call my ... stage5 (ページ17)

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YG「わるかったな」

間を開けてSUGAが呟いた。

　「なにが？」

光輝がきょとんとした顔を向けた。

YG「面倒かけて」

　

今度は光輝が間を開ける。

　

　「熱のせいで素直なのか？」

JG「ぶふっｗ」

真顔の光輝の返しにジョングクが吹き出した

YG「ちげぇわ」

SUGAがむすっと返した。

　「まぁ気にすんな。病気はしょうがねぇよ。早く治ってくれればいい」

ちらりと視線を向けたSUGAの目に温かい笑顔が映った。

YG「・・・」

JG「ヌナ、ごちそうさま」

　「おう。あ、やっぱ食べきれなかったか」

ジョングクから茶碗を受け取った光輝が中を見て苦笑いした。

JG「すごく美味しかったんだけどもう無理。ごめんなさい」

床に置いた盆に茶碗を置くとジョングクが横になるのを手伝う光輝。

　「お前も気にすんな。少しでも食べてくれれば安心だ。
　しっかり眠って、早く元気になれよアウや」

布団を直してジョングクの額にちゅっと唇を落とす光輝。

JG「うん。おやすみなさいヌナ」

ジョングクのベッドから離れるとまた二段ベッドのはしごに足をかける光輝。

　「おかわりいるか？」

ほとんど中身がなくなったグラスを見た光輝が手を差し出した。

YG「もういい」

光輝にグラスを渡すSUGAも横になった。

はしごの上でバランスを取って両手を離した光輝がSUGAの手を握った。

YG「なんだ？」

　「まだ熱下がんねぇな。ちゃんと寝ろよ」

手を離して降りようとする光輝の手を今度はSUGAが握った。

　「あん？」

YG「うまかった、それ」

　「そっか。また作ってやるよ」

YG「ん」

光輝が下に降りると手を離したSUGA。

光輝は静かにベッドルームから出た。

　

　

光輝の手厚い看病のおかげで引っ越しは予定していた日を2日過ぎてから行われた。

すっかり元気になったマンネは重たい荷物を軽々と抱えている。

SUGAも自分の荷物をてきぱきと運んでいた。

部屋割りは一番大きな部屋にクオズとJ-HOPEの3人。

JINとSUGA。

RMとジョングク。

一番小さな部屋は光輝の個室になった。

　「ベッドなんかいらないって」