150 ページ50
含みのある言い方に2人が表情を硬くする。
JG「・・一緒に帰るよね？」
ジョングクが伏せてしまった光輝の顔を見ようと跪いて見上げる。
JG「・・・ヌナヒョン」
「オレの意志じゃ決められない」
光輝は顔を背けてジョングクの視線から逃げる。
JG「ヌナヒョンが・・どうしたいかだよ。
俺たちはヌナヒョンの気持ちに従うだけ」
ジョングクの声が震えている。
JG「ヌナヒョンが決めた事なら、俺は従うけど・・・
もう会えないのだけは、絶対にいやだ」
ジョングクの手から自分の手を抜き取る光輝。
JG「ヌナヒョ」
「オレの意志なんて最初から関係なかったろ。
もう帰りな。スケジュールどうなってるか知らないけど、仕事あるだろ」
JINがジョングクの肩を掴む。
光輝は2人を見ようとしない。
ジョングクのすすり泣く声と沈黙が病室を埋め尽くそうとした時
□「光輝！！」
病室のドアが突然開いた。
SK「な！なんですか！！」
即座にJINが反応して二人を庇うように立ちはだかる。
ジョングクも驚いて立ち上がり振り返る。
JG「誰ですかっ」
□「そこをどけ。お前らには関係ない」
3人いる男性が2人を睨んでいる。
SK「警備を呼びますよ！」
□「呼べよ。お前らを摘まみだしてもらうから」
SK「何をっ。出て行ってください！何なんですかあなたたちは！」
背中にしがみ付くジョングクを守りながら虚勢を張るJIN。
□「うるさいな。お前らこそ出て行け、俺が手を出す前に」
1人がずいと前に出た。
SK「っ！」
「ヒョン・・」
JG「え？」
光輝のか細い声がして驚いた2人が振り返った。
「ファニヒョン・・・・ジュニヒョ・・・・・・オギヒョン・・」
大粒の涙を零している光輝が侵入者に向かって手を伸ばしていた。
固まっている2人を押しのけて3人がベッドに駆け寄った。
最初に前に出た一人が光輝を抱き締めた。
GH「こんなになるまで我慢するやつがあるか」
GJ「なんで俺たちを呼ばないんだよばかマンネ」
GO「誰がお前をこんなにした。兄ちゃんに言ってみな。ギッタギタにしてやるから」
「ヒョン・・・」
光輝が泣き出した。
ジョングクとJINは呆然とその光景を見ていた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 535人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「BTS」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：〜NAE〜
| 作成日時：2019年1月27日 1時
