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受け取ったパンにさっそく食らいつくジョングク。
JINも嬉しそうにパンに食べ始めた。
朝食を食べる2人を見ていたVはふと病室のドアに視線を向ける。
TH「大丈夫なの？」
ぽつりと呟いた。
SK「今診察受けてる。
目を覚ました感じは昨日よりしっかりしてたよ」
JINがVの頭を撫でる。
TH「そっか・・」
2人が朝食をぱくついている間にVはSUGAの病室へ戻って行った。
DR「ご自身に何が起こっているか理解されてますか？」
「はい」
光輝は簡潔に答えた。
DR「保護者を交えてしっかり治療に向き合って頂きたいのですが」
「必要ありません」
医師に心を開いていないような態度だった。
DR「では今後どうされるおつもりですか？」
「熱が下がれば退院してもいいですか？」
まだ下がらない熱に頬は赤らんでいるしだるそうな様子も見せるが自分の意志を押し通そうとしている様子に医師は精神科の治療を断念する。
DR「検査結果を見るにどこかお悪いところがあるわけではないですし、心的ストレスが要因だと思われます。
ひとまず、平熱になれば退院の許可を出しましょう。
ですが、また繰り返すかもしれませんよ」
「・・・わかりました」
最後まで医師を受け入れないまま診察が終わった。
入れ違いにジョングクとJINが入って来た。
JG「ヌナヒョン・・」
様子を伺うジョングクの声。
光輝は2人ににっこりと笑顔を見せた。
JG「ヌナヒョンッ」
ジョングクがベッドに駆け寄った。
「二人とも病院に泊まったのか？」
まじまじと観察して光輝が言った。
JG「傍にいたかったから」
しょげた顔をしているジョングクに光輝が手を伸ばして頬を撫でた。
「オレは大丈夫だから、宿舎に帰ってちゃんと寝ろ」
JG「やだ。傍にいる」
光輝の手を掴んでジョングクが反論する。
「熱が下がれば退院していいって言われたしもう大丈夫だ」
SK「そんな簡単に？精神科の先生も来てただろ？」
JINが不安を覗かせて言った。
「検査じゃどこも悪くないってさ。
だから熱が下がったら帰っていいって」
SK「・・・」
JG「じゃあすぐ帰れる？」
「・・退院は、すぐ出来る」
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作者名：〜NAE〜
| 作成日時：2019年1月27日 1時
