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一同が静まり返る。
ジョングクの鼻をすする音だけが聞こえる。
YG「・・・・はぁ」
SUGAが大きなため息をついた。
NJ「ユンギヒョン？」
YG「とりあえず経緯はわかった。
あいつは治療を受けてるし、ステージは終わった」
HS「うん」
YG「SMが動くんじゃね」
誰かの息を呑む音がした。
YG「全国放送で顔晒したからな。
もしかしたら衛星放送でBoA先輩も見てたかもしれないし、まぁ見てなくても連絡いってるだろ」
MG「PDがSM事務所に出向いてる」
また静まり返った。
JG「俺・・ヌナヒョンのところに行ってくるね」
鼻をすするのが収まったジョングクが言った。
MG「俺がついてるからお前たちは宿舎に戻って休め」
マネージャーが帰宅を促す。
ジョングクは首を振った。
JG「帰ってもどうせ落ち着かないからヌナヒョンが起きるの待つよ」
MG「グガ・・」
誰も止める事が出来ずジョングクがSUGAの病室から出て行った。
SK「俺もついてるわ。ごめんなユンギ」
SUGAはJINに小さな頷きで返事を返した。
YG「お前たちも帰っていいぞ。俺はもう大したことないから」
JM「ヒョンの傍にいる・・」
ジミンは俯いたままSUGAの布団の端を掴んだ。
YG「・・・肩から落ちてたろ。ちゃんと診てもらったのか？」
JM「・・・平気」
SUGAはジミンの頭を撫でた。
加湿器の音と荒い呼吸音が部屋を埋め尽くしている。
ジョングクとJINは会話もなく光輝の病室で椅子に座っていた。
何時間そうしていたのか。
光輝は目を覚ます気配がない。
SK(・・・グガも休ませないと)
どう切り出そうかJINは思考を巡らせていた。
JG「ヌナヒョンの声、すごく怖かったんだ」
ぽつりとジョングクが告げた。
SK「怖かった？」
JINがジョングクの傍に行く。
JG「俺たちを知らないのに、俺たちの誰かに裏切られたって知った時のヌナヒョンの声。
本当に殴られると思った・・・。
そのくらいの覚悟で謝るつもりだったけど・・・ヌナヒョンのあの声は・・本当に怖かった」
SK「グガ・・」
JG「ヌナヒョンの記憶が元通りになって欲しいけど・・・
俺たちを思い出して欲しいけど・・」
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作者名：〜NAE〜
| 作成日時：2019年1月27日 1時
