Call my ... stage3 (ページ5)

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会わせてくれと叫んでいたジョングクは立ち尽くしたまま。

部屋を埋め尽くした沈黙をBOAが破った。

BOA「およそ4年前。高校入学頃のなにもなかった平和な時代に逃げこんでしまった」

一斉に視線が集中した。

BOA「心因性記憶障害、というらしいわ。
　記憶が逆行してしまって今のあの子は16歳。
　大好きなダンスに没頭して将来の進路なんかに煩わされていない平和な時期にいるんですって」

まだ防弾少年団の形もなにもなかった時代。

当然ジョングクの事を知っているはずもなく。

メンバーは全員地方にいた頃。

BOA「記者会見で弁護士だけに話をさせた理由がこれよ。
　そしてあの子がここにいる理由でもある。
　・・・わかったわね」

静かに席を立つBOA。

BOA「ドアの向こうで弁護士が待ってるから帰って。
　おつかれさま」

見送る態勢を取るBOA。

RMが最初に席を立った。

NJ「帰ろう・・みんな」

誰も反論せず静かに席を立つ。

JINがジョングクの背中を押した。

NJ「・・・失礼します」

きちんと一礼をして、RMが部屋を出た。

メンバー達はただ後ろをついて出て行った。

一番後ろでジョングクを歩かせていたJINが最後に一礼してドアを閉めた。

BOA「はぁ・・・」

心底疲れた顔をしたBOAがまた椅子に沈んだ。

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来た通りの道を辿って地下駐車場に行くと、乗ってきたバンが待ち構えていた。

無言のまま後部へ乗り込む7人。

助手席に乗り込んだ弁護士も無言だったが車は動き出した。

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気が付くと７人は事務所の前に降ろされていた。

トボトボと建物の中に入っていく。

エレベーターはBOAのマンションのものよりひどく狭くて７人はすし詰め状態で乗っている。

目的の階に到着する。

事務所の中に入るとマネージャーが驚いた声をあげた。

MG「エドラ！帰ってきてたのか！どこに行ってたんだ！？」

何も知らされてなかったようで７人に駆け寄ってくる。

NJ「ヒョン・・・PDはどこに？」

RMだけが口を開いた。

MG「え？・・部屋にいるけど・・どうしたんだよエドラ」

NJ「ヒョンも来て」

連れ立ってPDの元へ行った。

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