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今度は辛そうな表情。
ジョングクは光輝の有りようにただ震えていた。
「お前はもう行け。オレの事は放っておいてくれ」
JG「で、でも。明日も、練習・・・明後日、本番」
「ステージに穴開けるような事はしねぇよ。
お前たちが望むように、きっちりやってやる。
ちゃんと寝ないと練習に障るぞ」
JG「ヌ・・ヒョンも寝、寝ないと・・」
「グダグダ言ってると殴っちまいそうだから。
さっさといなくなってくれ」
JG「っ・・」
ジョングクは泣きそうな顔でその場から立ち去った。
しばらく座っていた光輝はゆっくりと立ち上がる。
口を濯いで鏡の中の自分を睨んだ。
「くそっ！」
壁を殴る。
血が滲んで、拳が酷く痛んだ。
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翌朝。
練習は午前からで起き出してきたメンバーが支度をし、朝食を取っている。
光輝はJINが用意してくれたものを食べた。
まったく変わった様子は見られなかったが、ジョングクが光輝に近寄ろうとしなかった。
SK「グガ？どうしたんだお前」
JG「なにが？」
違和感を感じてJINが言うがジョングクは話を逸らして逃げるばかり。
光輝は誰とも目を合わせなかった。
練習する場所に到着する。
ジョングクの携帯で見たあの場所の様だった。
皆の後について歩いて行った光輝がすぐに姿を消した。
SK「あれ？光輝は？」
NJ「トイレみたいですよ」
全員が揃うと練習が始まる。
昨日とは広さが段違いに違うのでバックダンサーは十数人しかいなかった。
SUGAの代わりを務める光輝と合わせる為の練習が主な為でもある。
一度通してみる為に音楽がかかった。
鏡を見ながら踊っている全員が目を見張った。
そこにいたのは紛れもない”SUGA”
光輝はSUGAの癖を完璧にコピーして踊って見せた。
DC1「さすがだな〜ｗ完コピまでやってみせるとは」
DC2「俺、目がおかしくなったのかと思ったｗｗｗ」
DC3「あれはすげぇわｗ 人間が違うのにユンギに見えてくるなんてなｗ」
ダンサー達が楽しそうに誉めそやす。
SK「昨日動画見てたのはこの為かー」
JINが驚いた顔で光輝に言った。
「7人の中に赤の他人がいるより見栄えいいだろ？」
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作者名：〜NAE〜
| 作成日時：2019年1月27日 1時
