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『俺たちはお前の味方だ』
(・・・・・・バレてるのか・・？・・・・・オレが・・・・・・・・)
光輝は自分を抱き締めて震えた。
どこまで、誰に、何を知られているのか。
なにも思い出せない事がとてつもなく恐ろしかった。
可愛がってくれていたはずの彼の拒絶の態度。
よく似た顔の彼に向けられた憎悪と拒絶の表情。
昔馴染みの笑顔しか見たことがなかった彼の敵意。
失われたらしい過去の数年。
思い出したいと思う反面、胸の奥がジクリと痛んで思い出したくないとも思う。
こんな風に悩んだ事がなかった光輝は酷く重いなにかに押しつぶされそうになっていた。
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JG「ヒョンっ大丈夫？」
いつドアが開いたのか。
ふわりと明るい、でも心配した声が頭上から降り注ぐ。
JG「どうしたの？苦しい？ヒョンっ」
覆いかぶさってくるような感覚。
SK「グガ、そんな事したら立てないだろ、どいて。
光輝、大丈夫か？具合悪いのか？」
腕を掴んで立たせようとしてくる優しい手。
光輝はゆっくりと顔を上げた。
「オレ、あんたたちに優しくしてもらえるような人間？」
ジョングクと端正な顔立ちを見る光輝。
「何かを忘れて、ヌナに匿ってもらってるような奴だよ。
あんた達以外の、後ろの連中はオレを嫌ってるみたい。
なにかしたんだよねオレ」
ジョングクともう一人の後ろに佇む４人を見て光輝が言った。
JG「ヒョン達の事は気にしなくて大丈夫だよ。
俺とジニヒョンだけ見てて」
光輝の視界を体で遮るジョングク。
「ジニ、ヒョン？」
SK「俺。キム・ソクジンだよ光輝」
「ジニヒョン・・」
SK「とりあえず立って。よいしょっと」
光輝を抱えて立たせたJIN。
SK「一人で来たんだろ？ちゃんと許可貰って来たのか？」
光輝は視線を外した。
JG「抜け出してきたの？先輩たちに怒られるよ？」
「もうバレてるから大丈夫」
SK「バレてるって誰に？」
「トゥギヒョンとヒチョリヒョンに会ったけど逃げて来た。
マンションにいたドニヒョンにももう連絡行ってると思う。
海外にいるヌナにも誰かが告げ口してるだろうな」
SK「おいー；」
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作者名：〜NAE〜
| 作成日時：2019年1月27日 1時
