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聞き覚えのある声がした。
□「前見て歩けって！階段から落ちたらどうすんだよ。お前も入院する気か！」
知らない声だが妙に安心する声が聞こえた。
□「ずっと我慢してたなんてさ！信じられないよ！」
□「もう病院ついてるなら大丈夫なはずだから少し落ち着きなよエドラ」
□「落ち着いてなんていられないよ！大丈夫かなんて顔見なきゃわかんないじゃ・・・・ヌナヒョン！？」
バタバタと向こう側で騒いでいる集団の中の一人が光輝を見つけて叫んだ。
「ヌナ・・ヒョン？」
光輝は向こう側の集団を見る。
１人は名前を知っている。
他の連中は顔を見たことがある。
だが
(どうしてこんなに落ち着くんだ・・・？)
呆然とそちらを見たまま立ち尽くしている。
JG「ヌナヒョン！なんでここにいるの！！！」
一目散に駆けだしたジョングクは光輝に抱き付く。
SK「光輝！どうしたんだよっお前！BOA先輩のマンションにいるはずだろ！」
肩幅の広い端正な顔立ちの男が自分の名前を呼んで傍に来た。
「・・・どうしてオレを・・知ってるの？」
か細い声が二人に届いた。
JG「ヌ・・・ヒョン？どうしたの？」
ジョングクが光輝の顔を見る。
「どうしてオレをヌナヒョンなんて呼ぶんだ？」
SK「お前・・・思い出した訳じゃないのか・・」
驚いている端正な顔立ちを見上げる光輝。
「オレはなにを忘れてる？・・・あんたはオレの名前を呼ぶのに、オレはあんたの名前を知らない」
SK「・・・」
端正な顔立ちは押し黙った。
JM「なにしてんだよ！！置いてくぞ！！」
怒気を含んだ声が届いた。
光輝はなぜ彼が怒っているのかわからない。
JG「ヒョンっ。とりあえず今は一緒に行こ？。こんなところに一人で置いておけないよ。
僕たちユンギヒョンの所へ行かなくちゃいけなくて」
ジョングクが光輝を引っ張った。
「ユンギ・・・？」
JG「うん。だから一緒に来て。ね？」
「・・・うん」
光輝は大人しく従った。
TH「なんでその人連れてくんだよ！」
ジョングクが一緒に車に乗せようとしたのを見て怒鳴った人物を見て光輝が目を見張った。
「っ・・・お前・・」
見つめられて相手はたじろぐ。
TH「なっ、なんっですか！」
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作者名：〜NAE〜
| 作成日時：2019年1月27日 1時
