Call my ... stage3 (ページ16)

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すぐに状況を飲み込んだJINが怒鳴った。

SK「BOA先輩を怒らせるような事を！」

JG「ヌナヒョンはね！」

兄を黙らせるように声を張り上げるジョングク。

JG「ヌナヒョンは俺の事覚えてなかったけど！！
　いつもみたいに優しかったよ・・・。
　シウォン先輩とチャンミン先輩と・・・スホ先輩までいたけど・・・
　みんな俺に怒ってたけど・・・・ヌナヒョンは俺を庇って、くれ・・・」

雨でわからなかったがジョングクの顔は涙でも濡れていた。

JM「グガ・・・」

JG「ヌナヒョンは俺を庇ってくれたんだ・・・・
　覚えてなくても・・・・忘れてても・・・・・ヌナヒョンは俺のヌナヒョンだったよ・・・
　俺は・・・すごく嬉しかった・・・」

バスタオルで包んだジョングクをジミンが抱き締めた。

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BOAの家なのにBOAは海外ツアーで不在。

その代わりとでもいうように、事務所の誰かが常に滞在している。

光輝はその不自然さがだんだん鼻に付いて来たようだった。

　(なんなんだこの状態？)

BOAの家はとても独り暮らしとは思えない程広く、練習室を完備している為毎日ダンスに明け暮れているが、どうも体の疲れがいつもと違うようで光輝はいつも疑問に苛まれる。

　(知らないうちに食事の用意もされてるし掃除洗濯も行き届いててする事がない・・・。
　いつまでここにいるんだろうオレ)

大きすぎて空きばかりのクローゼットの中に綺麗に畳まれたジョングクの服がある。

本人が帰ってしまった後、全自動洗濯機が乾燥までやってくれたそれを部屋で畳んでいた時

　(あれ？・・・なんで初めて会ったグガのパンツに見覚えがあるんだ？
　・・・まぁパンツなんてどれも似たような柄・・・
　このＴシャツ・・・やけに手に馴染む・・・。まるで畳んだことがあるみたいだ・・)

理解不能な感情。

　(毎日ここに閉じ込められてるからかな)

クローゼットを閉じて部屋を出る。

光輝は先ほど昼寝から目を覚ましたばかりだった。

　(外に出たい)

当てもなく家の中を歩いているとリビングに出た。

　「ドニヒョン、オレさー」

光輝が昼寝をする前、リビングのソファにはSUPER JUNIORのシンドンがいた。

　「ドニヒョン？」

返事がないので前に回り込む。