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JS「はい。リーダーのユン・ジソンです。本当にすみませんでした。大丈夫ですか?」
細身の男が心配そうにAの顔を覗き込む。
「平気。でも頭痛いから大きな声出さないで」
DN「カン・ダニエルです。俺が前を見ていなくてぶつかってしまって本当にすみませんでした」
淡い髪色で申し訳なさそうな少し怯えたような顔の長身の男が頭を下げた。
「ダニエル?ハーフなの?」
あらぬ方向に話が飛んでそして笑いが起こる。
DN「よく間違われるんですけど本名が聞き取りにくい名前だったので改名しただけで純粋な韓国人です」
へにゃっと笑った笑顔は子犬のようだった。
SW「オン・ソンウです。ダニエルは落ち着きがなくていつも飛び跳ねてるような奴で、ご迷惑をおかけしてすみませんでした」
これまた優男の黒髪の長身が優しい笑顔で言った。
「オン?それ本名?」
また笑いが起こる。
SW「はい。本名です」
「珍しい名前ばっか」
MG「お前だって韓国人のくせに日本名だろ。おあいこ」
「だって私ハーフだもん」
DN「ハーフなんですか?」
「うん。半分日本人。だからAAっていうの」
DN「Aさん」
JS「こら、先輩に失礼だろ。スソンさんって呼べよダニエル」
そして11人全員の自己紹介を受けた。
MG「こいつも目が覚めたしもう皆大丈夫だぞ」
マネージャーが談笑している間に割り込む。
「みんなまだ仕事あるの?」
JS「はい。でもスソンさんにちゃんと謝りたくて」
「迷惑かけてごめんね。大したことないから気にしないで」
DN「本当にすみませんでした。Aさん吹っ飛ばしちゃってw」
すっかり立ち直ったダニエルはケラケラと笑って言った。
「あんたはもうちょっと反省してなさい。テレビ局で走り回るなんて、とんでもない大先輩にぶつかったらどうすんの?あんたなんてあっという間に潰されるよ」
DN「ひぃ!」
肩をすくめて脅えた顔をするダニエルに皆が大笑いする。
-コンコン、ガチャ-
JM「うーい、怪我したんだって?どんな具合・・」
ノックの直後返事も聞かずに病室に入って来たジミンは予想してなかった人口密度に一瞬固まる。
TH「A〜〜〜〜〜!また病院に担ぎ込まれたってどういう事だよぉおおおおおお」
ジミンを押しのけてVが入ってきて同じように固まる。
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作者名:〜NAE〜 | 作成日時:2018年4月8日 17時