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SE「俺のが年下だし、セフンさん じゃなくて セフンって呼んで。あと敬語もいらない」
そう言われて、Aは納得すると
「あ、はい。わかりましたセフンさ・・・じゃなかった。セフン」
にっこりとほほ笑んだ。
SE (笑顔、真正面から見ちゃった・・・)
セフンが口元を手で覆って目を丸くしてAの顔を見ている。
「どうかした？まだ変な顔になってる？」
SE「ううん、なんでもない。戻ろ」
顔が熱くなってきた事に気付いたセフンはさっとAに背中を向けると、当たり前のように後ろに手を伸ばして手を握って歩き出した。
「うん。(あ、また手繋いできた・・・韓国の人はこういうの抵抗ないのかな？)」
不思議に思いながらもAはセフンのされるがままになってついていく。
セフンは手を引いて歩きながら
SE (こんなちっさいのに、痛い思いも悔しい思いもしただろうにすぐ泣き止んだしすぐ笑った。日本人ってもっと弱いんだと思ってた)
Aに感心していた。
「戻りましたー」
Aがセフンの後ろから練習室の皆に声をかける。
体を曲げてセフンの後ろを覗き込むルハン。
LH「おかえりー。うん、顔きれいになったね、よかった」
優しい笑顔を向ける。
「はい。セフンが連れてってくれたので迷子にならずにすみました。えへへ」
Aもにこーっと笑って答える。
タオがAに近づいて来て、セフンが手をつないだままでいる事に気付き
TA「セフン？いつまで手繋いでるの？」
素朴な疑問をぶつけるように言うと、そこで初めて気付いたかのようなセフン。
SE「あ、ほんとだ」
「ありがとう、セフン」
手を離しながらルハンに向けた笑顔と同じ笑顔でセフンに御礼を言うA。
SE「ど、どういたしまして」
急にたどたどしくなったセフンなどおかまいなしに、タオが
TA「あれ。ヌナ敬語じゃなくなってる。俺も敬語じゃなくていいよ年下だし、タオって呼んでー」
JI「俺も俺も敬語なしでー。カイでもいいけどジョンインって呼んでー」
ジョンインも乗っかってくる。
「わかったよ、タオとジョンイン。えへへ」
嬉しそうに笑うA。
そのやりとりを見ていたギョンスも優しく笑いながら言った。
KS「俺も年齢的には一個下だけど早生まれだからベッキョン、チャニョル、ジョンデと
同級生なんだ。だからAとも同級だよ。タメグチしてね」
「韓国にも早生まれってあるんだねー。ありがとう、ギョンス」
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作者名：〜NAE〜
| 作成日時：2017年6月28日 17時
