By your side (ページ41)

今日:36 hit、昨日:3 hit、合計:387,433 hit

9 ページ41

「みんな聞いてるんじゃん！」

Aは噴き出した。

JD「なになにー？なに騒いでんのー？」

食事の後片付けを済ませたジョンデが騒いでいる所に加わる。
ギョンスも片づけをしていたが聞こえていたようで

KS「え、どのくらい入院したの？」

　「３ヵ月くらい入ってたかな？胃まで届いてて穴がふさがるまでご飯食べられなかったから」

クリスが Aの体をまざまざと見ながら

KR「そんなちっさい体にはさみかよ・・・」

SE「傷残ってるの？」

セフンが神妙な顔で言った。

　「ん？うん。縫った跡があるよ」

SU「日本人って争いとは無縁なイメージあったけど Aはすごい経験してるんだな」

ジュンミョンも眉をひそめて難しい顔をしていた。

　「世界から見ても日本人ってひ弱なイメージあるみたいだからね。
　クラスメートにもいじられてたし。
　退院しても警察とか裁判とか大変できつかったけどそのおかげで度胸がついたかもしれない」

Aは笑って答えた。

LH「っていうかアメリカでそんなことあったのによくまた海外滞在を許してくれたねご両親」

ルハンが Aの肩に腕を回して言った。

　「あー、うんそうだね。入院してた時も一回お見舞いに来ただけですぐ帰ってったよ」

JI「coolな両親だねっ」

驚きを隠せないジョンイン。

　「そうなのかな？よくわかんない」

BH「はさみはだめだろーはさみは」
CY「腹痛くなってきた・・・」

チャニョルとベッキョンは自分のお腹を押させて苦しそうな表情になっている。

　「あははは。だから食事中には言わなかったのにー」

LH「A・・・」

肩に腕を回していたルハンが Aをぎゅっと抱きしめた。

　「はわっどうしたのルゥオッパ」

LH「なんだか急に抱きしめたくなったの」

しっかりと胸に抱き寄せて肩口に顔を埋めてきた。

　「えへへー」

Aも甘んじてそれを受けて嬉しそうに眼を閉じた。

CY「俺も俺も」

BH「俺も抱っこする」

TA「俺も～」

３人が次々にルハンごと Aを抱き締めた。

　「潰れちゃうよ～きゃはは」

それでも Aの声は嬉しそうだった。

SE「・・・・」

セフンは先ほどの神妙な顔のままだった。

　「もう何年も前の話だよ～みんなありがとう」

KR「まぁ、もう刺されるなんてことはさすがにないと思うけど気を付けろよ」

　「はーい」

クリスがぽんと Aの頭を撫でた。

ひとしきり抱き締めて満足したのかルハンが離れる。