By your side (ページ37)

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MJ「みんなー車の準備出来たから乗りなさい」

マネージャーが車の到着を知らせに戻って来た。

　「お疲れ様でしたー」

みんなを笑顔で見送ろうとする Aの手をセフンが掴む。

SE「ほら、行くよイルボン」

　「へ！？」

SE「うち帰るの。早くお風呂入って体あっためないと風邪引くよ」

脈絡のない展開に面食らった Aは驚いて掴んできた手を掴み返す。

　「待って待って。私の家は歩いて帰れる場所」

Aを連れて行こうとするセフンの行動にマネージャーも

MJ「セフンなにやってるの？Aをどこに連れてくのよ」
SE「どこって、宿舎。もうイルボンの部屋あるからいいじゃん別に」

当たり前のことのようにセフンが返す。

　「私の部屋？？、って鼻血出した時に泊めてもらった？」
SE「うん」
　「いやいやいや、あれは臨時で。私は宿舎に住んでないから」
SE「別にいーんじゃん？付き人なんだし一緒に生活したほうが
　送り迎えもみんなと一緒で一回で済むじゃん」
　「えー」

また突拍子もない事を言い出したと困惑する Aだったが

XM「確かにこんな時間に一人で誰もいない家に帰すのはなぁ」
SU「それ俺も前から思ってた。俺たちのレッスン割と時間無視してるし」

オッパ組も日ごろ考えていた事を口にした。

　「すぐそこだし大丈夫だってー」

MJ「そういえばそうね。この間も近所で痴漢が出たって言ってたし・・・」

マネージャーも不安そうな顔になる。

SE「ね？ちゃんと部屋あるしもう一緒でいいじゃん。だから帰ろ」

　「オンニいいんですか？宿舎は会社の持ち物でおじ・・・代表の許可がなければ
　いくら付き人だからって自由に出入りしちゃ・・・」

MJ「問題ないんじゃない？あなたたちが問題行動起こさなければ。
　今 Aが住んでるところだって会社の持ち物だし」

　「あうあう・・・」

返す言葉がなくなって Aがおろおろする。

SU「代表に聞いてみますか」
MJ「そうね、ちょっと伺ってくるわ。あなたたちは支度して車に乗ってなさい」
SU「俺も一緒に行きます」

ジュンミョンがマネージャーと連れだって代表に会いに出て行った。

SE「はいはーい。ってことで行くよイルボン」

セフンがお構いなしに掴んだ手を引っ張って Aを連れて行こうとする。

Aは最後の抵抗を試みた。

　「まだ代表の答え出てないじゃーん。離してよセフンー！」

軽々と引きずられて練習室の入口へと連れていかれた。