By your side (ページ4)

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LH「こいつらは君より年下だからね。俺たちは年上だから名前で呼ぶね」
　「あっはい！Aって呼んでください。私はみなさんをなんて呼んだらいいでしょうか」
XM「こっちの連中は全員君より年上だから名前の後にオッパ、ね。
　俺はシウミンだからシウミニオッパ。あ、本名はミンソクだからミンソギオッパでもいいよ」
　「はい！」
LH「こっち組は君より年下だから名前でいいんだけど
　とりあえず名前の後にシー(さん)ってつけるといいよ」
KS「俺はディオっていうんだけど本名はギョンスだからギョンスでいいよ」
　「ギョンスさん。よろしくお願いします」
SE「俺、俺セフン。呼んでみて」
　「セフンさん。よろしくお願いします」
LY「俺はレイだよー。よろしくね A」
　「はいっ。レイオッパ」

次々にメンバーが挨拶をしてAは顔と名前を一致させようと懸命に覚えているようだった。

マネージャーも揃って、EXOのメンバーは練習に打ち込んでいた。
Aは興味深そうにその光景を見ている。

MJ「じゃあ A、買い出しお願いね。メモに書いておいたから。あとこれがお金。場所はわかる？買い方は？」

さっそく付き人としての仕事をもらった。

　「大丈夫ですっ。いってきます」

元気よく返事をして、練習室を出た。

近所のコンビニでメモに書かれたものをすべて購入して、念のため領収証も発行してもらった帰り道。
建物に入ったところで、見知らぬ二人組の女子がAに近づいてきた。

女子A「ねえ！」

親切とはいい難い低い声でAを呼び止めたかと思うと体当たりをした。

　「わっ！(ドタッ)・・・いっ」

思わず手をついてしまう。持っていた袋が床に落ちた。

女子A「代表の知り合いだからって調子乗ってんじゃないわよ」
女子B「ほんとよねー。あんたみたいな日本人がなんで付き人なのよ」
女子A「むかつくったらないわよねー。親のコネ使って近づくなんてさー」
女子B「さっさと日本に帰りなさいよ！」

矢継ぎ早に二人組は言った。
床に座った状態のまま二人を見上げたA。

　「あはは。えっとー」

そこへたまたま居合わせたミンソクが、壁に身を隠してやりとりを見ていた。

XM(あー、早速絡まれてるのか)

ヘラヘラと笑っているAを見て女子たちは苛立ちを募らせていく。

女子A「なに笑ってんのよ！」

Aはゆっくり立ち上がる