悪戯 ページ29
今日はEXOのコンサート最終日。
アンコールも終えて控室に戻って来たメンバー。
Aもスタッフとして忙しなく動いていた。
SE「イルボン！こっちきて」
セフンに大声で呼ばれて、Aは駆け足で傍に行く。
「はーい。なに？セフン」
SE「っしょ！」
セフンは脱いだ衣装をそのまま Aに頭から被せた。
「ぷあっ！っ！汗臭いっ」
思わずしかめっ面になる A。
SE「おいっ変な事いうなよっ臭くなんかないだろっ」
セフンがむすっとして言う。
「コンサートで使った汗だくの衣装が匂わないわけないでしょっ・・・て手が出ない・・・」
大きすぎる衣装の袖から手が出せず、父親の服を着た少女のような様子になっている。
SE「あっはっはっはっは。やっぱりでかいなー。わはは」
セフンが爆笑している。
「んもー！当たり前でしょっ 身長３０センチも違うんだからっ」
手が出せずに大きな衣装の中でジタバタともがいている様がまた笑いを誘う。
TA「何してるのー？あー、ヌナ可愛いー」
セフンの笑い声に様子を見に来たタオが Aを見てけらけらと笑った。
「嬉しくないー！もう脱ぐからねっ」
内側から衣装を掴んで脱ごうとする Aにセフンが後ろに回る。
SE「待って待って」
「ちょっセフン！？後ろでなにしてるの！」
背中でなにかをされている感触はあるが見えないので左右に頭を振って必死に後ろを見ようとする A。
TA「ひっひっひ」
「変な笑い方しないのタオ！あー！！！」
さきほどまでだぼだぼしていた衣装がきゅっときつくなる。
SE「完成☆」
衣装の袖を Aの背中で縛って脱げない様にされてしまった。
「なんてことするのよ！脱げないー！」
TA「ひーひっひっひ」
お腹を抱えて笑っているタオ。
SE「面白いから写メ撮ろっと」
携帯を取り出して Aに向けるセフン。
「やめてよー！んぎぎ」
内側から両手で衣装を押し伸ばして逃れようと画策する Aに
SE「あ！衣装やぶったりしたらイェヌナ(衣装担当スタッフ)に怒られるんだからなっ」
「はっ！」
セフンの忠告に Aは動きを止める。
また騒いでいる二人と笑い転げているタオに気付いたメンバーがやってきた。
BH「あー？お前らなにしてんの？」
「ベッキョン！たすけて！脱がせて！」
CY「は？たすけて？」
ベッキョンとチャニョルが近づいて来て Aの有様に気付き同時に噴き出した。
BH・CY「ぶはっ！」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 497人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「K-POP」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：〜NAE〜
| 作成日時：2017年6月28日 17時
