By your side (ページ27)

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きょとんとした純朴な Aの顔に、自分の方が汚れている錯覚に陥る。

SU「い、いや。だ、だめだろ、こんなところで二人して・・その・・・」

ソファで寝ていたことを叱られていると理解した Aはジュンミョンに向き直ってぺこりと頭を下げた。

　「昨日セフンが動くのめんどくさいとか言い出したからお布団かけてあげたんだけど
　ちょっかい出されて応戦してたらそのまま寝ちゃった。えへへ、ごめんなさーい」

立ち上がってセフンにかけた布団を畳み始める。

SU「あ、そっか。だめだろセフン、ちゃんと自分のベッドで寝なきゃ」
SE「うん、ごめん。気を付ける」

畳んだ布団を持ち上げて

　「布団片付けるねー。オッパ、朝ごはん作ろうか？」
SU「お手伝いさんがそろそろ来るからいいよ。お前も顔洗ってきな」
　「はーい」

トコトコと布団を自分の部屋へ運んでいく Aは何事もなかったような様子だ。

SU「(子供がじゃれあって眠っただけって事かな？でも二人とももう20と22だぞ？
　・・・こんなもんなのかな？？？)」

まだソファで欠伸をしているセフンと部屋に戻っていく Aを交互に見てジュンミョンが一人ごちた。

階段を下りてくる足音がする。

KS「おはよー。相変わらず早いねジュンミョニヒョン」
SU「あぁ、ギョンスおはよう」

ジュンミョンだけだと思っていたリビングに、ソファから立ち上がって伸びをしているセフンがいてギョンスが驚く。

KS「ん？セフン？なにしてんのお前」
SE「何ってシャワー浴びに行くとこ」
KS「まさか一番に起きたの？」
SE「ううん。ここで寝てた」
KS「なにやってんの」

そこへ布団を片し終わった Aが部屋から出てきた。

　「あ、ギョンスおはよー」
KS「おはよ A。早いね」
　「うん、ジュンミョニオッパに起こしてもらったー」
KS「え？」

ジュンミョンがわざわざ Aを起こしに女の子の部屋に入るとは思えないギョンスが不思議顔になる。

　「ソファで寝ちゃってて怒られちゃった。えへへ」

しまったーという顔をして Aはそういうとバスルームへ向かったようだった。
さらにギョンスの顔は不思議顔になる。

KS「ん？セフン、お前どこで寝てたの？」
SE「ソファ」
KS「んん？Aはどこで寝てたって？」
　「ん？ソファ」
KS「ジュンミョニヒョン？？？」

困惑したギョンスが助けを求めるようにジュンミョンの顔を見る。

SU「遊んでたらそのまま寝ちゃったんだってさ」