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大きな体でがっつり抱きかかえられて窮屈そうに Aが身を捩った。
「んっんー！もう離してよ。苦しい〜」
セフンは頭の位置を決めてふぅと息を吐くと目を閉じる。
SE「抱き心地がいいからやだー」
まるでぬいぐるみを抱いて満足している子供のようだった。
「年上の女に対して失礼すぎるでしょマンネ！」
SE「はいはーい。静かにしましょうねーイルボン」
「きいい！」
夜更けのソファでまたしてもぎゃんぎゃんやり合う二人だったが、しばらくするとテレビの音に紛れて静かな寝息だけがリビングに響いていた。
いつも一番に起きてくるのはジュンミョンだ。
リビングに向かいながら伸びをしている。
SU「んー、よく寝た。セフンのベッドきれいなままだったけどあいつどこに・・・・・・ん？」
階段上から視線をやるとソファに布団がかかっているように見える。
セフンの頭も見えた。
SU「おいセフン。なんで布団持ち込んでこんなところで寝てるんだよ、起きろ」
SE「ん〜・・・」
SU「テレビつけっぱなしでリビングで寝るやつが・・・」
小言を言いながら布団をめくる。いつもそうやって起こさないとセフンが起きないからだ。
いつもと違ったのはめくった先に、小さな Aがセフンを抱き枕のようにしてくっついて気持ちよさそうに眠っていた事だった。
SU「なにしてんだお前たち！」
あまりの衝撃に声がひっくり返るジュンミョン。
「へ！？なに！？」
大声に驚いて Aが飛び起きる。
SE「なんだよジュンミョニヒョン、でっかい声出して」
セフンも眠そうに眼をこすりながら言った。
SU「なにじゃないだろ！こんなところで二人して、ね、寝てるなんて」
どうして宿舎でこんな事を注意しているのか、ジュンミョンの方が慌てていた。
「ん？・・・あー、結局昨日あのまま寝ちゃったんだ。ごめんセフン重かったでしょ」
きょろきょろと周りを見回して、自分がソファで寝ていたことに気付いた Aは下にいるセフンに詫びる。
SE「んーん。あ、でもなんか体痺れてるかも」
Aがどいた事でのんびりと体を起こしながら、首をコキコキ左右に振ったり体の様子を確認してセフンが言う。
「伸びして熱いシャワー浴びてきなよ」
まるで悪びれていない二人にジュンミョンの方が面食らっている。
SU「なんでそんな落ち着いてるんだ？」
複雑なジュンミョンの声に Aが振り返る。
「ジュンミョニオッパどうしたの？」
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作者名：〜NAE〜
| 作成日時：2017年6月28日 17時
