By your side (ページ24)

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CY「やかましいことこの上ないな」
BH「あれじゃ眠気ふっとんだんじゃないの？」

あきれ顔のチャニョルとベッキョン。

JI「ヌナー。俺が一緒に寝てあげてもいーよー」

ジョンインが笑顔で言う。

KS「ジョンインわかっててやってんのかな？」
JD「なにが？」
KS「なんでもないよ」

ジョンデはきょとんとしたがギョンスはそのまま放置する。

　「ジョンイン！ありがとう！たすけ、ぎゃー！」

助け船を出してくれたジョンインの方へ手を伸ばしたが、セフンに部屋に押し込まれてドアを閉められた。

SE「はーい、一人できちんと寝て下さーい」

ドアの向こうからドンドンと叩く音と

　「セフンのばかー！」

Aの叫ぶ声が響いた。

XM「大騒ぎだな」
LH「俺もシャワー浴びて寝よーっと」
LY「おやすみー」
TA「俺も寝る～」

各自自室へと退散していった。

一眠りした後、まだ真っ暗な部屋の中で Aはむくりと起き上がった。

　「お風呂入りたい・・・」

眠たげに目を擦りながら部屋を出て、教えてもらったバスルームへ行こうとする。

リビングの明かりが薄く付いていてテレビも光っていた。
ソファには人影がある。

　「誰？」
SE「んー？」

そこにいたのはセフンで、首だけ動かしてAを見た。

　「セフンなにしてるの？眠くないの？」

傍まで来て問う。

SE「イルボンこそどうしたの？」

すこしぼんやりした目で見上げてくるセフン。

　「お風呂入りたくなったから行ってくる」
SE「ん、いってらっしゃーい」

またテレビに視線を戻して手をひらひらと振って見送った。

シャワーを終えて戻ってくると、セフンはまだ同じ場所にいた。

　「ちょっとセフン、寝なきゃだめじゃん。明日もレッスンあるでしょ？」

通りがかったまま声を掛ける。

SE「んー・・・部屋戻るのめんどくさいかも」
　「ダンス担当なんだからしっかり体休めなきゃだめじゃんー」

そういうと Aは部屋に戻っていった。

SE「ちぇー。言うだけ言って放置かよー」

つまらなさそうに呟く。

再びドアが開いて、足音が近づいてきた。

SE「ん？」

　「よいしょ。せめてあったかくしてなきゃ、ほら掛け布団」

自分の部屋にあった掛け布団を運んできてソファの後ろからセフンにかける。

SE「ありがとー。ってイルボンの布団なくなっちゃうじゃん」

　「私はさっきまで寝てたからもう朝まで起きてても平気」

前に回って足先まですっぽり包むように整えてやりながら答える。