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「いやいやいや。宿舎とかそんなとんでもな」
両手を交差して振りながら Aは逃げ腰になる。
セフンが片手をがっつり握って歩き出した。
SE「んじゃ帰ろー」
引きずられそうになりながら掴んできた手を離そうともがく。
「待って待って、セフン話きいてた？手離してよー」
抵抗しているうちにまた眩暈を起こした。
「うっ・・・」
LH「ほらー。無理も強がりもたいがいにしないと」
KR「逆に面倒だから言う事聞いとけ。じゃないと担ぐぞ」
クリスが Aの肩にポンと手を置いた。
「ひぃん。なんだか怒られてる〜」
KS「代表に一応連絡しとこっか」
「おじさまに余計な心配かけるから、ってもうジュンミョニオッパ電話してる；；」
大事になってきていておろおろしている Aをよそに、ジュンミョンはもう電話を終えていた。
SU「許可貰ったから、なにも心配しないで一緒においで」
XM「お手伝いさんに連絡しとくー」
阿吽の呼吸でミンソクが別の電話をかけていた。
スタッフに車で送ってもらって宿舎に着いた。
初めて来る宿舎に Aはおどおどしたままだ。
TA「ただいまー」
「お・・・お邪魔します」
きょろきょろと周りを見回しながら皆について家に上がる。
SE「イルボンお腹すいてるよね？なんか食べてから寝る？」
「いいよいいよ。お部屋行くから連れてって？」
これ以上迷惑を掛けるのは忍びなくてAはセフンを急かす。
XM「待て待て待て。何か食べてから寝な」
SU「今日もいっぱい動いてくれてたしね」
オッパ組がそれを制してリビングへ向かう。
一足先にキッチンに向かったジョンインが嬉しそうな声を上げた。
JI「ご飯あるよー！みんな食べようよー」
LY「ごはーん」
SE「ごはーん」
お腹をすかせた面々が足取り軽く進んでいく。
セフンは車を降りた時からずっとAと手を繋いでいた。
「あああ、セフン、もう手離していいよ、眩暈しないから」
SE「ここ来るのはじめてじゃん。一緒にいこ」
お構いなしに繋いだ手を離さないセフンに
「おはぁ！なにかされるがままな感じがして困るー！」
困惑してへんな鳴き声が出るA。
CY「変な声出してんなよ A。面白いから」
ケラケラと笑うチャニョルにベッキョンが
BH「セフン、もしかして Aのこと妹とか思ってない？」
二人の様子を見て笑う。
JD「ちっちゃいから？」
ジョンデも微笑ましい顔をしていう。
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作者名：〜NAE〜
| 作成日時：2017年6月28日 17時
