By your side (ページ17)

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XM「顔もちょっと拭くからタオルどけて」

　「んー」

二人分のタオルをどけると顔も酷いことになっていてミンソクが優しくふき取っていく。
ギョンスも手伝って Aの顔を綺麗にしていくのを眺めてセフンが

SE「俺の股座で姫対応。ウケる」
TA「うけるー」

タオもケラケラと笑っている。

　「ん、んー」

痛みはないが人に顔を拭いてもらっている不思議な感覚に目をつぶって Aがしかめっ面をする。

KS「なんで殴られたの？あ、肘が当たったんだっけ A？」

ギョンスが手を動かしたまま聞く。

　「携帯取られちゃって、そのままいなくなろうとするから返してもらおうと追いかけた時に
　態勢が悪かったみたい」

BH「携帯取り上げるとか、こっわー」

ベッキョンがうわー、と言う顔で返した。

XM「またあの二人か？」

初日の出来事を思い出してミンソクが聞く。

　「うへへへー」

Aは笑って誤魔化した。

結構な量が出たせいか３人がかりで綺麗にしているが時間がかかった。
すると、

LH「ん？A寝てない？」

ふとルハンがAの顔を覗き見た。

　「ｚｚｚｚｚｚｚ」

JD「ほんと？あ、ほんとだ寝てる」
KS「痛みは強くないとしても、殴られ慣れてないだろうしね」

ジョンデとギョンスがクスクス笑いながら言った。
レイは心配そうな顔で

LY「顔に傷とか残らない？」

隣にいるジュンミョンに聞いてみる。

SU「あざとか出来てないみたいだし平気でしょ」

レイがほっとした表情になった。

SE「股座があったかいから眠くなるー」

セフンがもぞもぞと体を動かした。

TA「動いたらヌナが起きちゃうからしっかりしなよセフン」
SE「えー」

窮屈そうな顔をしたセフンに、クリスが後ろに回って腰を下ろす。

KR「・・・」
SE「あ、ヒョンありがとう。楽になったー」

セフンを支えるようにして座り、セフンは遠慮なくクリスに背中を預けた。

CY「しっかし、あんまり一人でお使いとか出さない方がいいかもな」
BH「そうだねー。毎回怪我してきそう」
XM「かといって過保護に扱っても逆効果だろうしなぁ」
JI「ヌナは何も言わないから相手も調子に乗ってんだろうね。怪我しなきゃ俺たち気付かないし」
KS「怪我が重くなってるから早いうちに止めないと、大怪我してからじゃ遅いしね」
LH「女の子の嫉妬ってめんどくさいからなぁ」

メンバーが口々に不安を覗かせる。
当の本人はというと

　「んん・・・・ｚｚｚ」

寝返りを打っていた。