By your side (ページ13)

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「こっち向いて呼ぶからあだ名なんだなーって感じで聞いてた」

あっけらかんとして答えるAに弟たちのやりとりを聞いていたクリスが噴き出した。

KR「ぶはっ」

XM「ほんといい根性してるよAは」

ミンソクも笑っている。

LH「まったく子供なんだからセフンは」

ルハンが少し眉間にしわを寄せて言った。

SE「なんでそうなるんだよルハニヒョン」
LH「ヌナの事をちゃんとヌナって呼ばない子供だって言ってんの」
SE「日本人なんだから別にいいじゃんー！」
LH「じゃあ俺たちは中国人だからチュンゴクって呼ぶわけ？」

ルハンがギロリとセフンを睨む。
セフンが軽く仰け反った。

SE「そ、そんな風に呼ばないよ！ルハニヒョンはルハニヒョンじゃんっ」

雲行きが怪しくなってきた事に気付いたのかAが間に入る。

　「ルゥハ・・ルハニオッパ。中国語の挨拶教えてください」

LH「どうしたの？突然」

すぐにセフンからAに視線を移したルハン。

　「せっかく中国の人と仲良くなれたから中国語も覚えたいんです」

にこーっと子供のように笑ってルハンを見上げる。

LH「いいよ。たくさん教えてあげる」

ルハンも笑ってAの頭を撫でた。

矛先から解放されたセフンがほーっとため息をついて二人から離れた場所に座った。

JI「いつまでも馬鹿なことやってると本気で怒られるぞお前」

ジョンインがセフンの足を軽く小突きながら言う。

SE「べつに俺がどう呼ぼうと関係ないじゃんねー」

JI「それルハニヒョンに向かって言えんならいいけど？」

呆れた顔でもう一度セフンの足を小突いた。