検索窓
今日:3 hit、昨日:4 hit、合計:222,931 hit

10 ページ10

2人に抑え込まれてさすがに動けなくなった Aは暴れるのを止めた。



ジヒョンが離れて、ダヒが手を離す。



するとダヒを突き飛ばして、Aは前を向いた。



DH「A?」




 「あんた達なんか大嫌いだ」




Aに睨まれた先にいる双子は驚いて目を丸くしていた。


Aの潤んだ目を初めて見たせいだった。



Aは駆け出して練習室のドアから飛び出して行ってしまった。




DH「A!!」



追いかけようとしたが尻もちをついて出遅れてしまったダヒと動けない双子と、成り行きを見守っていた他のメンバーはただ Aが出て行ったドアを見つめるだけだった。


























JI「ヒョン〜、A〜、飯〜」





下の階からジョンインの呼ぶ声が聞こえる。



CY「わーかーったぁー!」


 「ヨリソンベうるさい」


BH「けけけ、怒られてやんの」



CY「なんつー言い草だ後輩」



 「いだっ」



チャニョルのデコピンが飛んだ。



Aが逃げ込んだ先はEXOの宿舎だった。



突然やってきた AにEXOのメンバーは驚いたが、どう見ても練習着のまま鞄も持たずに飛び出してきたらしい恰好と、訪れた理由を話そうとしない様子に誰も何も聞かずに招き入れた。


ゲーマーのチャニョルとベッキョンがチャニョルの部屋でゲームに誘って今に至る。








JD「今日は Aの好きなおかずだよ〜」



連れ立って階段を下りてきた Aにジョンデが声をかけた。




 「ありがとうございます。ジョンデソンベが作ったの?」



JD「俺は手伝っただけwギョンスが作ったよ」



JI「俺も手伝った」



ジョンインがキッチンから明るい声を上げた。



 「え」



Aのリアクションにベッキョンとチャニョルが吹き出した。




JI「なんだよその反応。失礼だなお前」




 「味付けはギョンスソンベだよね?そうだって言って」




KS「ジョンインは野菜切ってくれたり炒めてくれたんだよ。味付け全般は全部俺」




あからさまにホッとした顔をする A。




JI「食わせねぇぞ A」



Aはさっとよく座る席についた。




 「いただきまーす」



食卓が笑いに包まれた。

















食事が終わるとテレビがあるリビングに移動して Aを交えて団らんするEXOのメンバー達。




セフンがふと時計を見るとかなり夜が更けている事に気付いた。



SE「帰んないのか?」





 

11→←9



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (94 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
313人がお気に入り
設定タグ:EXO , 創作ヨジャグループ , BTS
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:〜NAE〜 | 作成日時:2018年3月4日 18時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。