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ダヒも頭を下げる。
SD「気にするなｗ。ま、なんだ。本当におめでとうNAKED。これからも頑張れよ！」
NAKED「はい！」
SD「じゃあ、またな」
笑顔のシンドンが手を振って出て行こうとする。
「また会える？ドニアッパ」
さっとその手を掴んでAが引き留める。
DH「オッパって呼びなさいA！」
シンドンの手を掴むAの手を掴んで離させるダヒ。
SD「同じ事務所なんだしいつでも会えるだろｗまたなA」
「うん・・アッパ・・・」
そうしてシンドンが帰って行く背中をずっと見送るAだった。
SE「なんて顔してんだよマンネ」
セフンがAの頭を小突いた。
「痛い・・・」
いつもなら噛み付くAの反応が違う。
JI「せっかく1位になって大先輩のドニヒョンまで祝ってくれたのにしょぼくれてどうすんだよｗ」
ジョンインがAの肩に腕を回す。
DH「そうだよA。これからみんなで打ち上げだよ、ご飯食べよう」
ダヒがAの背中を撫でる。
「私行かない。スタジオ行ってくる」
TY「は！？あんた何言ってんの！全員で行くのが当たり前でしょお祝いなんだから」
テヤンが吠えた。
「お腹すいてないから食べたくない。みんなで行ってきて。じゃ」
着替えを自分の鞄に押し込んでロングコートを着てそそくさと控室を出て行くA。
WL「待ちなさいよA！バカマンネー！！！」
ウォルの声を背中に受けても足を止めずにAは出て行った。
･
･
「はぁ・・はぁ・・はぁ・・」
スタジオの床に転がって荒い呼吸を繰り返すA。
花のような衣装も同じ床に転がっている。
目の前に現れた亡くなった父親にそっくりな笑顔のシンドンが頭から離れない。
亡くなった人間が生き返って戻って来たなどとは思っていないが、シンドンに逢いたくて仕方ない自分になんだかむしゃくしゃしてしまうAだった。
「馬鹿みたい・・・アッパじゃないのに・・・」
JM「アッパが馬鹿？なんだそれｗ」
唐突に声がした。
天井との視界の間にジミンの顔が現れた。
「・・・なにしてんですかソンベ」
むすっとした顔をするA。
JM「NAKEDに負けたから練習しに来たｗお前こそなんでいるんだよ、打ち上げは？」
手を差し伸べてくるジミン。
その手を取って体を起こすA。
「行かなかった」
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作者名：〜NAE〜
| 作成日時：2018年3月4日 18時
