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手を引いてくるベッキョンに連れていかれるAはジョングクが渡してくれた荷物を受け取って会釈をして店を出た。




 「手離してよベクソンベ、歩ける」



BH「チャニョル待たせてるから早く」




そのまま地下駐車場に連れていかれる。



チャニョルの車とは別の車種にベッキョンが近づいていく。




 「車違うじゃん」



BH「NAKEDの宿舎に直行するから事務所のやつ借りて来たんだよ」



普通の乗用車の後部座席をあけてくれるベッキョン。



CY「よー不良娘。ヌナが怒ってるからさっさと帰るぞー」



運転席からチャニョルがおどけて言った。




 「すみません、ありがとうございます。なんでソンベ達が迎えに来るの。ちゃんと帰れるのに」



Aが乗り込むとベッキョンがドアを閉めてくれた。そして助手席に乗り込む。



BH「ダヒヌナにちゃんと連絡してればこんな事にはなってないんだぞ」



 「スタジオに行ってる事は知ってるのになんでいちいち・・」



CY「女の子が1人でウロウロしてたら心配するのが普通なの」



車が動き出す。



Aは流れる車窓の景色に目をやりながらため息をついた。






しばらく走っているとベッキョンの電話が鳴った。




BH「もっしもーし、ベッキョンだよ〜。うん、うん。・・・・えー?向こうの宿舎直行す・・・うん、りょ。じゃあ事務所に寄ってチャニョルの車に乗り換えてから帰るー。はーい」



どうやら行き先が変更になったようだった。



CY「なんだって?」



BH「ヌナがうちの宿舎にいるんだってwwwだから車変えてうちに帰ろうぜ」



Aは特に興味を示さず景色を眺めていた。





























DH「何時だと思ってんの」
SU「何時だと思ってるんだ」




まるで親のように腕を組んで仁王立ちの両リーダーが声を揃えた。





 「まだ10時」



Aはしれっと答える。




DH「仕事でもないのにこんな時間まで外ほっつき歩いていいわけないでしょ!」



 「ほっついてない。バンタン先輩たちと一緒だった」



SU「また酒の席にいたのかお前は」




 「ちゃんと確認したものしか飲んでない。ジュースしか飲まなかったし先輩たちも気を付けててくれた」




DH「ごめんねベッキョンにチャニョル。二人にちゃんと御礼言ったの!?」




 「頼んでな・・・痛いよオンニ、叩かないで」




ダヒに頭をはたかれて押さえるA。




DH「何かあったらどうすんの」

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作者名:〜NAE〜 | 作成日時:2018年3月4日 18時

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