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順調に仕事をこなしてグループとしてのレベルも上げているNAKEDにお約束のようにサセンが登場しはじめ宿舎や事務所での出待ちが日に日に数を増やしていた。
姉たちはサセンの対応に困っているようで事務所の先輩たちやマネージャーに対処法を伝授され懸命に耐えているようだがAはどこ吹く風、ペン以外の塩対応には磨きがかかっていてサセンにはガンを飛ばして散らす術まで身に付けていた。
アンチが直接野次を飛ばしてきても反応すらしないA。
デビューしてから初めてスケジュールが埋まっていない日がまとまって出て来た為EXOのマンネ組とスタジオで練習をし、そのままEXOの宿舎に遊びに来ている日々を送っていた。
時刻はもう0時を回っている。
リビングの大型テレビの前に座っている3人のうち、Aがウトウトと舟を漕いで隣にいるセフンに寄りかかりそうになった。
SE「A、寝るな」
肩にもたれかかられる前に揺らしてAを起こそうとするセフン。
「無理・・・・眠い」
JI「こんなとこで寝たらジュンミョニヒョンに怒られるぞ」
コントローラー片手にテレビを見たままジョンインが言った。
「ソンベたちゲーム長いよ・・・眠い・・・」
がっくりと項垂れてAが情けない声を出した。
SE「そろそろ寝よっか」
時計を見たセフンが言った。
JI「こいつどうすんの?」
ゲームを終らせ片付け始めるジョンイン。
SE「俺の部屋連れてくよ。おいA、目開けて立てよ」
「眠い〜〜〜」
セフンに腕を掴まれて立たされるA。
セフンがそのまま手を引いて2階の自分の部屋にAを連れて来た。
セフンのベッドの前に二人して立つとAはしっかりと目を開けた。
「え、ソンベと一緒に寝るの普通にヤなんですけど」
さらりと悪態をつくA。
SE「俺はこっち。お前俺のベッドで寝ていいよ」
言いながらセフンはすでに眠っているジュンミョンのベッドに足をかける。
「やった。ありがとございまーす。おやすみなさーい」
いそいそとセフンのベッドに潜り込んでAは目を閉じた。
SU「ん・・・なんだよセフン、寝てるのに」
迷惑そうな顔をしてジュンミョンが目を覚ました。
SE「一緒に寝させて〜」
SU「何時だと思って・・・後輩ちゃんと帰してから寝ろよお前は〜」
SE「おやすみなさーい♪」
・
そしてまたある日。
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作者名:〜NAE〜 | 作成日時:2018年3月4日 18時