50 ページ10
ジョンインの言葉は予告だったのか、連日パムはさまざまな店から呼び出しを受けていた。
呼び出されて向かった先には、いつも大騒ぎをしているチャニョルがいる。
マナーのなってない遊び方で、オーナーたちの顔色も曇って来ていた。
パムを見つけたチャニョルの悪態ぶりから、パムに原因があると推測したオーナーたちはパムへの風当たりを強くする。
それでもパムは呼び出しに黙って応じていた。
CY「またお前かー！！」
足元がおぼつかなくなるまで飲んで、大きな声でわめき散らすチャニョル。
「はいはい、おにーさん。皆さんのご迷惑になるから行くよ」
CY「お前のいう事なんか聞きたくなーい！！触るなー！」
「はいはい」
周りの女たちもチャニョルの醜態っぷりに引いていて、帰らせようとするパムを止める者はいなかった。
いつもと同じホテルに連れて行くと、ベッドに大の字になって転がるチャニョル。
(帰ろ・・・)
ドアに向かったパムの背中に
CY「なぁ」
チャニョルが声をかけてきた。
足だけ止めるパム。
CY「ジョンデは元気にしてるのか？・・・」
寂しそうな声だった。
「・・・」
CY「ちゃんと飯食ってんのか？・・・・・・どこにいるんだよ・・」
夢うつつになりはじめたのか、問いかけというよりは自問になっている。
パムはホテルを後にした。
･
･
いつかの夜からパムが家をあけることが多くなり、夜ひとりでいることが増えたジョンデ。
JD(ここんとこずっと仕事で、まともに話してないなぁ・・)
寂しそうな顔でベッドに転がって玄関を見つめていた。
JD(いつも寝てろって言われるけど、今日は待ってみよう)
ジョンデは玄関が開くのをひたすらに待っていた。
･
-ガチャ-
静かに玄関が開く音がした。
明かりを落とした部屋でジョンデが息を殺してパムがベッドに来るのを待っている。
パムのため息が聞こえた。
服を脱ぐ音がする。
ベッドに近づいてくる足音。
JD「おかえり、パム♪」
ジョンデが嬉しそうな声で言った。
暗闇でよく見えないが、一瞬パムの体が揺れたのがわかった。
JD「？ どうしたの？」
一瞬の間の後、パムがベッドに入って来た。
「起きてたんだ」
表情は見えない。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 284人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「K-POP」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
〜NAE〜(プロフ) - 樹真さん» コメントありがとうございます！すみません今頃気が付きましたT^T ご意見ありがとうございます！ (2019年3月29日 13時) (
レス) id: 939b6e9883 (このIDを非表示/違反報告)
樹真 - レイも出してください (2018年5月3日 14時) (レス) id: d1804e3079 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：〜NAE〜
| 作成日時：2018年1月14日 17時
