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ジョンデの待つ家に帰って来たパムはなにもなかった顔をして過ごした。
市場の仕事にも二人で出て行って、同じように帰宅する。
市場の昼食時にテレビでジョンデの情報が流れても、パムは知らない顔をしていた。
夜の仕事がまた入った。
あのオーナーからの電話で呼び出される。
良い顔をしないジョンデを置いてパムは店にやってきた。
「・・・今度はあれ？」
オーナーから確保するように言われた相手にまた見覚えがあった。
大酒あおってふらついているのに、しなだれてくる女たちに困ったような顔をしている浅黒い顔。
パムはため息をつきながら見覚えのある男の元へ行く。
「なにやってんの」
仁王立ちで目の前に立つと眠たげな眼が見上げて来た。
JI「やっときた〜。これ以上もう飲めないよ俺」
引き留めようとする女たちがジョンインの腕を掴んできて、ジョンインが嫌そうな顔をした。
「おさわり厳禁だよお姉さんたち」
素早くジョンインを引っ張り出してパムはそのまま店から連れ出した。
タクシーにジョンインを乗せると中から腕を引っ張られる。
JI「早く行こうよホテル」
「それだけしっかりしてるなら帰れるでしょ」
JI「気持ち悪くて一人じゃ動けないもん」
ジョンインは手を離そうとしない。
タクシーの運転手が早くしろと急かしてきた。
仕方なくパムはタクシーに乗り込んで、先日チャニョルを寝かせたホテルに向かった。
部屋に入るなりベッドに倒れ込んだジョンインはずっとパムの手を離さない為、一緒にベッドに座るはめになるパム。
JI「うー・・・飲み過ぎた・・」
苦しそうに顔を歪ませるジョンイン。
「なんのマネよこれは」
パムが冷たい声で言った。
JI「話がしたくて」
「あたしの仕事増やさないでよ。あんたたちの面倒見る筋合いないでしょ」
JI「俺たちのヒョンの面倒見てるのに？」
ジョンインが鋭くパムを見つめた。
パムは視線を逸らさない。
「あんたたちのヒョンなんて知らない」
JI「嘘つき」
「嘘だろうとなんだろうと知らないものは知らないの」
JI「どうしてヒョンは帰ってこないの？」
静かな声だった。
パムが見ている前で、ジョンインの目に涙が溢れて行く。
JI「俺たちが悪いけど、あれから一度もヒョンに会えないままこんなのってない・・・たすけてよパムさん」
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〜NAE〜(プロフ) - 樹真さん» コメントありがとうございます！すみません今頃気が付きましたT^T ご意見ありがとうございます！ (2019年3月29日 13時) (
レス) id: 939b6e9883 (このIDを非表示/違反報告)
樹真 - レイも出してください (2018年5月3日 14時) (レス) id: d1804e3079 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：〜NAE〜
| 作成日時：2018年1月14日 17時
