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勢いあまって窓を叩くような形になったため、母親と支えられている人物が驚いてジョンデの方を見る。
母親が支えていたのはパムだった。
２人は外せなくなったように視線を絡ませたまま、ジョンデは車から降りた。
JD「パム・・・」
母親に支えられているパムはひどい有様に見えた。
ギプスで巻かれた右腕。両方の頬にガーゼがあてがわれ、頭には包帯もしている。
右足もギプスをしているため松葉杖を遣っているが母親が支えて歩いているような状態だった。
JD「どうしてそんな大怪我してるの・・・？」
ジョンデはゆっくりと２人に歩み寄る
JD「何があったの？・・・どうしてここにいるの、パム・・」
パムの方に手を差し伸べてジョンデは言った。
パムは少し怯えた顔をして目を背けた。
JD「パム？・・・」
母親「ジョンデ、家に入りなさい。話は後でしましょう」
パムに伸ばした手を母親がゆっくりと下ろさせた。
車の音に気付いて家から出て来た兄が母親に変わってパムを抱き上げて中へと連れて行った。
母親について行く形でジョンデは家の中に入った。
･
母親「お前が宿舎に戻っても様子がおかしいってわかって、母さん居ても立ってもいられなかったの」
温かいお茶を入れてくれた母親が兄とジョンデの前に腰を下ろすと口を開いた。
母親「前に電話をくれた時に居場所を教えてくれたでしょう？それを頼りに尋ねたのよ、あの子を」
”あの子”とはパムのことだ。
母親「お前を助けてくれたお礼を伝えたかったし、なにがあったのか話を聞きたかったから。
お前が話してくれたように鍵のかかっていないおうちで、返事がないからドアをあけてみたら・・
そしたら、酷い怪我をしたあの子が倒れていてね。すぐに病院に連れて行ったの。
そのまま入院になったんだけど、放っておけなくて・・・。お世話をしていたら、身寄りがないって話を伺ってね・・」
母親はパムが育った孤児院にまで連絡していた。
母親「何度もお前に相談しようと思って電話を掛けたんだけど、全然連絡取れなくて・・・。
お父さんと話し合って、怪我がよくなるまでうちでお世話をさせてもらって、その間にお前に連絡を取ろうと思ってたのよ」
あらかた怪我が落ち着くと退院すると言い出したパムをなんとか説得して大田まで連れて来たのだと言う。
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〜NAE〜(プロフ) - 樹真さん» コメントありがとうございます！すみません今頃気が付きましたT^T ご意見ありがとうございます！ (2019年3月29日 13時) (
レス) id: 939b6e9883 (このIDを非表示/違反報告)
樹真 - レイも出してください (2018年5月3日 14時) (レス) id: d1804e3079 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：〜NAE〜
| 作成日時：2018年1月14日 17時
