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ジョンデの携帯に着信通知が溜まっていた。
実家から何度も電話がかかってきている。
しかし、ジョンデは出ることもかけ直す事もしなかった。
時々メールで「ごめん、忙しい」とだけ返事をする。
母親からメールも来ているがほとんど確認していなかった。
今日は音楽フェスの日。
多くのアーティストたちとともに舞台に立つEXOはリハーサルを終えて出番まで楽屋で待機していた。
ジョンデはメンバーから離れた所にぽつんと座って、ぼーっとしている。
メンバーたちはどう声をかけていいのかわからず遠巻きにジョンデを見守るばかりで、どうしたら以前の快活なジョンデが戻ってくれるのかやきもきしている。
EXOの出番を告げるスタッフが楽屋を訪れて、全員が立ち上がる。
ワンテンポ遅れたジョンデが一番後ろを歩いて、ステージに向かった。
登場から観客の黄色い声で埋め尽くされるステージ。
めまぐるしく変わるフォーメーション。
ジョンデは自分のパートを無難にこなしている。
一見すれば前となにも変わらないジョンデのステージパフォーマンス。
だがメンバーはやきもきしたままだった。
リハーサル通り用意したパフォーマンスを出し終えて、観客たちに手を振りながら袖に歩いていくEXO。
ここでもワンテンポ遅れたジョンデがとぼとぼとステージを歩いていたが、突如姿が消えた。
客席から悲鳴が上がる。
瞬間後ろを振り返っていたギョンスが一番に駆け付けたが
KS「ジョンデ！！！」
ジョンデはステージの継ぎ目にあった奈落への穴に落ちてしまった。
･
慌ただしくスタッフが行きかい、担ぎ出されたジョンデが搬入口まで運ばれて救急車の到着を待っていた。
メンバー達は心配そうに周りを囲んでいる。
到着した救急車にジョンデが運ばれた。
ギョンスが救急車に近づいたがマネージャーに止められる。
まだエンディングが残っているため付き添うことが許されなかった。
不安げな顔でジョンデを乗せた救急車が走り去るのを見送るメンバー達。
落ちた時にどうかしたのか、ジョンデは一度も目を覚まさないまま会場を去って行った。
SE「もう見てられない・・」
セフンがぽつりと告げた。
誰も答えない。
SE「代表に相談しようよ。このままじゃ、ヒョンは・・・」
完治した指をぎゅっと掴んでセフンは唇を噛む。
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〜NAE〜(プロフ) - 樹真さん» コメントありがとうございます！すみません今頃気が付きましたT^T ご意見ありがとうございます！ (2019年3月29日 13時) (
レス) id: 939b6e9883 (このIDを非表示/違反報告)
樹真 - レイも出してください (2018年5月3日 14時) (レス) id: d1804e3079 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：〜NAE〜
| 作成日時：2018年1月14日 17時
