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パムは不機嫌そうなオーナーの前に直立していた。
-バシッ！-
無言のままパムに歩み寄ったオーナーはパムの頬を平手でぶった。
「っ・・・・」
▪「こちらの我慢も限界だ。いい加減決着をつけないなら、お前ごと切るぞ」
オーナーが何を言いたいのか、パムは痛みと共に理解していた。
「・・・ご迷惑をおかけしました」
深く一礼をしてパムは部屋から出た。
そして向かった先は人だかりが出来ているフロアだった。
人混みの中から周りを囲まれたソファの中心に目を向けるパム。
そこにはパムの視線とぶつかって怯えた目のセフンと、明らかに場にそぐわない雰囲気が漂っている、初めて見る顔があった。
「・・・・・」
セフンに向かって顎で出口を示す。
SE「ヒョン・・・行こう」
セフンがソファから立ち上がって、隣に座ってパムを凝視している男の肩を掴んだ。
ヒョンと呼ばれたその男は無言のまま立ち上がって、店の出入り口へ向かう。
様子を見守っていたギャラリーが引き波のようにさーっと割れて、3人はすんなりと外に出られた。
店から少し歩いて人気のない場所に佇むパム。
セフンと初めて見る男が距離をあけてそこにいた。
「遊び方知らないなら夜遊びしてんじゃないわよ」
パムが低い声で言った。
SE「遊びで来たわけじゃない、です」
セフンが答えた。
「殴られる覚悟は出来てる？」
パムが振り返ってセフンを見た。
ビクッと体を揺らしたセフンが、自分より小さいパムを凝視したままの男の背中に隠れた。
□「はじめまして。ド・ギョンスと言います。ジョンデに会わせてもらいたくて来ました」
睨んでいるのかポーカーフェイスなのかよくわからないその男が自己紹介をした。
「あんたの名前なんか聞いてない。殴られる前にさっさと帰って」
ギョンスの目をまっすぐ見つめ返して、パムが答えた。
KS「殴られる気はありません。ただジョンデに会わせてもらいたいんです」
ギョンスも視線を逸らさない。
「その脅えてる子に聞いてないの？うちにはそんな名前の男はいない」
KS「じゃあ、あなたの所にいる男に会わせてください」
パムは派手にため息をついた。
「何度も同じこと言わされてほんと疲れるんだけど、あたしが面倒見てる男を
あんた達に引き合わせる筋合いはない。さっさと帰らないと本当に怪我させるわよ」
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〜NAE〜(プロフ) - 樹真さん» コメントありがとうございます！すみません今頃気が付きましたT^T ご意見ありがとうございます！ (2019年3月29日 13時) (
レス) id: 939b6e9883 (このIDを非表示/違反報告)
樹真 - レイも出してください (2018年5月3日 14時) (レス) id: d1804e3079 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：〜NAE〜
| 作成日時：2018年1月14日 17時
