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JD「ここんとこまともに話してないなぁって思ったら寂しくなった」
ジョンデは素直に本音を告げて、パムを抱き締めた。
ジョンデの腕の中でじっとしているパム。
JD「仕事疲れた？」
ジョンデがそっと問いかけた。
「うん」
ぽつりと答えるパム。
JD「ちかいうちにさ、遠出しようよ」
ジョンデの声は明るい。
JD「旅行とまでは行かなくてもさ、電車乗ってふらーっと郊外に」
パムがジョンデの胸に顔を埋めた。
JD「パム？」
「そのうちね」
JD「そのうちっていつ？ｗ」
「そのうちはそのうち」
ジョンデは少しだけ息を飲んだ。
JD「大田(テジョン)に、一緒に行きたいんだ」
それは以前チャニョルがパムに怒鳴ったジョンデの故郷だった。
JD「連れて行きたい所が・・・」
「チョンのお母さんってどんな人？」
JD「えっ？」
パムの唐突の返しにジョンデが固まる。
JD(実家があるってバレてんのかな・・・)
ドギマギしてしまって答えられないジョンデ。
「あたしね、親がいないの」
突然の告白だった。
JD「・・・いない？」
「うん。いない」
JD「・・・亡くなったの？」
恐る恐る、ジョンデが問う。
「わからない」
パムは簡潔に答えた。
JD「・・わか、わからないって・・・？」
ジョンデの体が固くなっていくのを感じているパム。
「生まれた時から親はいなかった。あたしは、教会に捨てられてたの」
ジョンデが息を飲んだのがわかった。
「捨てられたのは釜山(プサン)。
教会から孤児院に回されて、そこを飛び出してソウルに来た。
生きるために何でもやった」
パムの言葉に、ジョンデはただ固まるばかりだった。
「あたしが普通じゃないのはそのせい。
あたしは一人で生きて、そして死ぬ。
誰もあたしの傍にはいられない」
ジョンデは腕の中のパムの顔を見ようとした。
JD「どうしてそんなこと言うの？！」
暗闇の中で、表情までは見えない。
JD「俺はずっとパムの傍にっ」
「あたしといると、死ぬよ」
ジョンデはぎくりとした。
暗闇で表情は見えないはずなのに、パムの目が白く光っているように見えた。
JD「なにバカなこと言って・・・」
「あたしを拾った男は死んだ。この家の持ち主」
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〜NAE〜(プロフ) - 樹真さん» コメントありがとうございます！すみません今頃気が付きましたT^T ご意見ありがとうございます！ (2019年3月29日 13時) (
レス) id: 939b6e9883 (このIDを非表示/違反報告)
樹真 - レイも出してください (2018年5月3日 14時) (レス) id: d1804e3079 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：〜NAE〜
| 作成日時：2018年1月14日 17時
