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パムがベッドの中で目を開けて二人を見ていた。
少女「オンニ！」
ジョンデを殴っていた少女がパムに駆け寄った。
左腕を伸ばして少女の頭を撫でるパム。
「なにやってんのあんたは」
少女「だって・・・だってあいつが・・」
少女は泣きじゃくってパムの胸に顔を埋めた。
「大丈夫？チョン。怪我してない？」
パムの声がジョンデに届く。
ジョンデはパムの顔を見られなかった。
「あたしは大丈夫だから、あんたもう帰りな」
少女に告げるパム。
少女「オンニの怪我が良くなるまで私そばにいる！」
「平気だっての。帰らないとあんたがまずい事になるでしょ。早く帰りな」
少女はパムの傍を離れようとしない。
「チョン。この子追い出して」
パムの傍に来ようとしないジョンデにパムが言った。
少女「行かないったら！どうしてあんな奴を傍に置いておくのよ！あいつこそ追い出してよオンニ！」
「・・・あたしの言う事聞かないなら、もう面倒みないわよ」
少女がビクッと体を揺らして喚くのをやめた。
「おじさん呼んできてくれてありがとね。気を付けて帰りな」
少女は鼻をすすりながらしぶしぶ立ち上がると玄関から出て行った。
･
「気にしなくていいから」
長い沈黙の後、パムがポツリと言った。
「これは自分でやったの。誰のせいでもない。
こんな大事になるとは我ながらバカやったわ」
自嘲気味にパムが笑って言って、ジョンデは堪えきれずに立ち上がった。
JD「俺のせいなんだろ！？」
拳を強く握りしめて、ジョンデが大きな声で言った。
JD「俺がいつまでもここにいるから！だから！！」
苦しくて息が出来ない錯覚に襲われるジョンデ。
JD「あの子に言ったみたいに、俺にも出て行けって言えばいいじゃないか！！」
パムを責めたい訳ではないのに、ジョンデは心とは違う言葉を叫んでしまう。
JD「俺はここにいちゃいけない人間なんだろ！！俺は！・・・俺は！！」
「来て」
見ると、パムが手を差し伸べていた。
ジョンデはゆっくりと、辛そうに傍に歩いていく。
伸ばされた手を取って、ベッドの傍らに座り込んだジョンデ。
「誰のせいでもないし、行きたいところに行けばいい。
居たい所に、いればいい・・・
あんたがしたいようにすればいいんだよ、チョン」
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〜NAE〜(プロフ) - 樹真さん» コメントありがとうございます！すみません今頃気が付きましたT^T ご意見ありがとうございます！ (2019年3月29日 13時) (
レス) id: 939b6e9883 (このIDを非表示/違反報告)
樹真 - レイも出してください (2018年5月3日 14時) (レス) id: d1804e3079 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：〜NAE〜
| 作成日時：2018年1月14日 17時
