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予定では遅くとも１５時台には合流できるはずだった。
(リハ押してるのかなぁ。明日から本番だしな)
観光本はとっくに放り出してベッドに転がって、携帯が鳴るのを待ち続けていたA。
日はすっかり暮れて、19時を回っていた。
(おなかすいたなー・・・早く電話鳴れ〜ぇ)
念じるように真っ黒な画面を睨むA。
すると念が通じたのか着信通知で画面が光った。
表示は『ネッコヤァ(わたしの)』
(やっと電話かかってきた！)
「もしもし〜？映画終わっちゃうんじゃないの〜？ｗ」
Aは声を弾ませて電話に出た。
SE『ヌナ・・』
チャニョルからの着信のはずなのに、違う声が耳に届く。
「え？セフン？・・なんでチャニョルの電話からかけてきてるの？チャニョルは？」
Aは不審がる声を出した。
SE『落ち着いて聞いてね』
やけに神妙なセフンの声。
「なによ？」
SE『ヨリヒョン、リハで手首を痛めたの』
「そうなの！？ひどいの？」
SE『それでそのまま車を運転して出掛けたんだけど』
「え？」
SE『事故にあった。今病院にいる』
「・・なに？」
Aは 事故 と 病院 という単語が一瞬飲み込めなかった。
SE『ヌナと約束してたみたいなのをベッキョニヒョンから聞いたから、悪いと思ったけど勝手にヨリヒョンの携帯からかけた。俺ヌナの番号知らないから』
「・・どこ？」
Aは低く言った。
SE『ヌナ？』
「どこなの！？」
SE『落ち着いてヌナ』
「どこにいるのよ！！！教えてよセフン！！」
電話口で叫ぶA。
SE『ヌナ、ヌナ落ち着いて。今どこにいるの？』
「ホテルにいる！場所を教えて！すぐに行くから！！」
SE『ソウル初めてのくせに無理に決まってるじゃん』
不自然なくらいに落ち着いて聞こえるセフンの声が一層Aをイラつかせた。
「うるさい！！今から行くから！！早く教えて！！」
SE『迎えに行くから落ち着いてどこにいるか教え・・え？ヒョン、ホテル知ってるの？
じゃあ今から行くからそこから動かないでよ』
ベッキョンが隣にいるらしく、こちらとの会話が途切れた後セフンが言った。
「早く！！早くしてよセフン！！」
SE『わかったから、切るよ』
切られた電話をもつ手が震えていた。
携帯を胸に押し付けるようにして、Aはうろうろと部屋中を歩き回った。
(事故だなんてどうしよう！・・ヨリ・・・・・・ヨリ！！)
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〜NAE〜(プロフ) - JMさん» ありがとうございます(´；ω；`)ｳｯ…ありがとうございます(´；ω；｀)ﾌﾞﾜｯ 温かいお言葉にとっっても励まされます( ﾉД`)ｼｸｼｸ…これからもよろしくお願い致しますっっっ (2017年10月17日 22時) (
レス) id: b1ae71ac5c (このIDを非表示/違反報告)
JM(プロフ) - すごく面白いです。これからも更新楽しみにまってます！ (2017年10月17日 14時) (レス) id: e72fe5dfc5 (このIDを非表示/違反報告)
〜NAE〜(プロフ) - Natsumiさん» こちらこそコメントありがとうございました(´；ω；`) とてつもなく嬉しいお言葉をありがとうございます！これからも頑張りますのでよろしくお願い致します(´；ω；`) (2017年10月3日 6時) (レス) id: b1ae71ac5c (このIDを非表示/違反報告)
Natsumi(プロフ) - まだ話は終わってないですが、感動しました。いつなくなるかわからない愛されてる瞬間を一つも逃さず見つめるのに忙しい』という、セリフとても心にグッときました。このような作品を書いてくださり、ありがとうございす。これからも応援しています。 (2017年10月2日 22時) (レス) id: 0ebe569505 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：〜NAE〜
| 作成日時：2017年9月28日 17時
