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チャニョルは軽快に車を飛ばして、Aが待つホテルへと向かっていた。
Cy「は〜やっく会いたい、なぁ〜〜〜〜〜〜♪」
間の抜けた即興ソングまで口ずさみながら街中を進んでいく。
十字路の交差点に差し掛かった。
同方向の歩行者用信号が点滅を始める。
チャニョルが運転する車は十分通り過ぎて行ける距離を走っていた。
CY(腹減ったしなんか食ってから映画かなぁ〜♪)
Aに何を食べさせようか、映画館で何を飲もうか、ホテルに戻ったら何をしようか、取り合えず最初に会う時のAはどんな顔をしているのか。
そんな事ばかりが浮かんでチャニョルは幸せだった。
次の瞬間。
交差点の中央あたりで、なぜか右側から来る車が大きく見えた。
信号無視だった。
チャニョルは驚いてハンドルを切ろうと右手を動かした刹那、手首に鋭い痛みが走って一瞬切るのが遅れてしまった。
CY(しまっ・・・)
チャニョルが運転する車は日本車だった。
右ハンドルの日本車。
信号無視をして交差点に進入してきたワンボックスが、運転席にめり込んだ。
CY(A！！)
「ん？」
ホテルのベッドに腰かけていたAがキョロキョロと周りを見渡した。
「今ヨリの声が聞こえた気がしたけど・・・浮かれすぎか自分ｗ」
ソウルの観光本を見ながらチャニョルの到着を心待ちにしているAだった。
ぼやけた視界に車のハンドルが写る。
CY(行かなきゃ・・あいつが待ってる)
ハンドルを掴みたいのに腕が動かない。
CY(映画、一緒に・・・あいつが待ってるのに・・)
アクセルを踏みたいのに足が動かない。
窓の外に集まり始めた人影。
運転席のドアをこじ開けようと誰かが必死にドアノブを掴んで力を籠めると車自体が揺れて、チャニョルはふっと窓の外を見た。
CY(どうしてこんなに眠いんだ・・・？)
チャニョルの目が、ゆっくりと閉じていった。
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〜NAE〜(プロフ) - JMさん» ありがとうございます(´；ω；`)ｳｯ…ありがとうございます(´；ω；｀)ﾌﾞﾜｯ 温かいお言葉にとっっても励まされます( ﾉД`)ｼｸｼｸ…これからもよろしくお願い致しますっっっ (2017年10月17日 22時) (
レス) id: b1ae71ac5c (このIDを非表示/違反報告)
JM(プロフ) - すごく面白いです。これからも更新楽しみにまってます！ (2017年10月17日 14時) (レス) id: e72fe5dfc5 (このIDを非表示/違反報告)
〜NAE〜(プロフ) - Natsumiさん» こちらこそコメントありがとうございました(´；ω；`) とてつもなく嬉しいお言葉をありがとうございます！これからも頑張りますのでよろしくお願い致します(´；ω；`) (2017年10月3日 6時) (レス) id: b1ae71ac5c (このIDを非表示/違反報告)
Natsumi(プロフ) - まだ話は終わってないですが、感動しました。いつなくなるかわからない愛されてる瞬間を一つも逃さず見つめるのに忙しい』という、セリフとても心にグッときました。このような作品を書いてくださり、ありがとうございす。これからも応援しています。 (2017年10月2日 22時) (レス) id: 0ebe569505 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：〜NAE〜
| 作成日時：2017年9月28日 17時
