27 ページ27
BH「大丈夫？ヌナ」
今日も付いて来ていたベッキョンがAを気遣う。
「平気平気、ごめんねすぐにどくから」
MJ「ちゃんとベッドで寝ないと体壊すぞ」
マネージャーまでもがAを気遣っている。
CY「今日来なくても大丈夫だぞ？」
チャニョルの言葉にAは噴き出す。
「行くに決まってんでしょ。私のことはいいから」
Aが椅子から立ち上がるとチャニョルを車いすに移すべくマネージャーが動いた。
CY「無理すんなよ？」
「うん、ありがと。いってらっしゃい」
三人を見送ってベッドを綺麗にするA。
ふと思い立って電話を取り出しどこかへかけ始めた。
チャニョルの車いす姿を除けば、ワールドツアー開幕のソウルコンサートは大成功を納めた。
笑顔でステージから手を振るチャニョルを見届けたAはすぐにまた病院へと戻る。
メンバーは全員でチャニョルを病室に送ると言い出したがスタッフと一緒に打ち上げをするようチャニョルが懇願しベッキョンもそれを援護したおかげで病院にはマネージャーと二人で戻ることが出来た。
病室に入るとベッドに突っ伏したままAが眠っていた。
MJ「さすがに疲れてるんだろうな。お前の心配やら慣れない環境やらで」
Aがいる反対側に回ってチャニョルをベッドに寝かせるマネージャーが心配そうに言った。
CY「ヒョン。こいつベッドに上げてくれない？」
チャニョルがそう言うと、てっきり叱られて止められるかと思っていたが特に返事もせずマネージャーはAを抱き上げた。
「ん・・・」
瞼がピクリと動いたが目を開けないA。
チャニョルが左手で自分の布団をめくる。
マネージャーは静かにAをチャニョルの横に寝かせた。
MJ「大人しく寝ろよ」
CY「こんなとこでなにするってんだよｗ」
肩掛けの鞄を外そうとしてマネージャーがそれを取って椅子の上に置いた。
MJ「明日は俺来られないから何かあれば電話しろ」
CY「了解。お疲れ様ヒョン」
マネージャーは手を少し上げて返事をすると帰って行った。
少し崩れた化粧に整っていない髪型。
Aの寝顔を見つめて、チャニョルはその額に口づける。
CY「付き合ってから初めての渡韓で、たっぷりお前を楽しませてやりたかったのにごめんな」
すやすやと眠るAをいつまでも見つめていた。
BH「おっじゃましまーす☆」
真夜中と言っていい時間に突然ノックと同時に開いたドアからベッキョンが入って来た。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 646人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「EXO」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
〜NAE〜(プロフ) - JMさん» ありがとうございます(´；ω；`)ｳｯ…ありがとうございます(´；ω；｀)ﾌﾞﾜｯ 温かいお言葉にとっっても励まされます( ﾉД`)ｼｸｼｸ…これからもよろしくお願い致しますっっっ (2017年10月17日 22時) (
レス) id: b1ae71ac5c (このIDを非表示/違反報告)
JM(プロフ) - すごく面白いです。これからも更新楽しみにまってます！ (2017年10月17日 14時) (レス) id: e72fe5dfc5 (このIDを非表示/違反報告)
〜NAE〜(プロフ) - Natsumiさん» こちらこそコメントありがとうございました(´；ω；`) とてつもなく嬉しいお言葉をありがとうございます！これからも頑張りますのでよろしくお願い致します(´；ω；`) (2017年10月3日 6時) (レス) id: b1ae71ac5c (このIDを非表示/違反報告)
Natsumi(プロフ) - まだ話は終わってないですが、感動しました。いつなくなるかわからない愛されてる瞬間を一つも逃さず見つめるのに忙しい』という、セリフとても心にグッときました。このような作品を書いてくださり、ありがとうございす。これからも応援しています。 (2017年10月2日 22時) (レス) id: 0ebe569505 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：〜NAE〜
| 作成日時：2017年9月28日 17時
