EXOのﾖｼﾞｬ_３ (ページ5)

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当たり前だけど、

出口を出るとたくさんのﾍﾟﾝたち

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(いつもより多いいなぁ)

そんな気がした

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SE「なんか…」

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私の隣を歩いていたｾﾌﾅが、

足を止めてﾍﾟﾝを見渡した

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SE「…Aのﾎﾞｰﾄﾞが多い気がする」

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確かに

【恩恵】って

書いてあるﾎﾞｰﾄﾞが

目につく

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「恩恵ｵﾝﾆ～」

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そんな声も聞こえて、

涙が出そうだった

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私はいつもより深いお辞儀をして、

ｾﾌﾅたちの背中を追いかける

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「당신은 사랑 받기 위에(貴方は愛を貰う為に)～♪」

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ﾍﾟﾝたちが歌ってくれる歌

それは協会や誕生日によく歌う、

心があたたまる歌だった

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その歌に、

私もｵｯﾊﾟたちも足が自然に止まる

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(ありがとう、ございます)

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心の中で、

小さく呟く

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TO「A、はいっ！」

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ﾀｵｵｯﾊﾟが私に渡したﾊﾝｶﾁで、

顔をふくと涙で湿った

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KI「…きったねぇ」

(…うるっさい)

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少し後ろに立って、

様子を見守ってくれていた、

ｼﾞｮﾝｲﾝｵｯﾊﾟをひと蹴りした

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いつもは私たちを急かすﾏﾈｵｯﾊﾟも

今日だけは大人しかった←

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ﾊﾞﾝに乗ってもまだ見送ってくれてるﾍﾟﾝ

私は窓越しに静かに手を振った

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ﾊﾞﾝが出発して、

空港から離れていく私たち

なのにﾍﾟﾝは、

私たちが見えなくなるまで見送ってくれている

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歌手の命の【声】が今ない私を

まだこんなに応援してくれている

それが凄い心強い

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DO「A、元気でた？」

(…うん)

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ﾍﾟﾝ対してどこか不安だった

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もしかしたら、

声が出ないの知って

私から離れていくかもしれない

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でもその不安も心配も要らなかったね

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あんまり更新しない、

Instagramを開いて

(EXO-Lの皆さん、ありがとうございます)

自分の初自撮り写真と一緒に載せた

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載せたのを確認すると、

ﾌｫﾛｰしてる先輩たちのｲﾝｽﾀにｽﾀﾝﾌﾟを押す

そんな中、見つけたﾁｬﾆｮﾙｵｯﾊﾟたちのｲﾝｽﾀ

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