EXOのﾖｼﾞｬ_３ (ページ13)

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(ジュンミョン)

Aのことを聞いたのは
僕が実家でご飯を食べていた時だった

ギョンスから電話が来て
出ると焦った声が聞こえた

DO「ヒョン、
今すぐソウル病院に来て」

「え？」

DO「倒れた、Aが」

そう聞いた瞬間
頭が真っ白になった

「ジュンミョン、
どうしたの？」

不思議そうに僕を見る、
アッパとオンマ

そのふたりを見て
口を開いた

「僕、行かないと」

「今日から休暇なんでしょ？」

「なんだ、仕事の呼び出しか」

仕事の呼び出しよりもっと
大事なことなんだ、アッパ

「メンバーが倒れた」

目を大きくするオンマ

「僕…行かないと」

部屋に行こうと背を向ければ
アッパが後ろから声を掛けた

「その子は大事な…家族なんだな？」

「うん…そうだよ」

「よし、行ってこい」

アッパが微笑んでくれた気がした

部屋に行って
最低限の荷物を持って
タクシーを拾う

ギョンスが言った病院の前には
タオの実家に行ったはずのセフナがいた

僕がタクシーから下りると
僕の方に駆けてくる

「…中国に行ったんじゃ」

SE「Aが病院に運ばれたって聞いて
6時ぐらいので帰ってきました」

Aの病室は
個室で限られた人しか入れないところ

もう病室にはメンバーたち、
全員が揃っていた

「ジュンス、なんでA…倒れたの？」

弟のジュンスもいて、
彼は気まずそうに話始めた

JS「帰ってきたら倒れてました、
小さい頃のアルバムが開いてあったまま」

Aは酸素マスクをしてて
まだ起き上がる気配はない

近くでは椅子に座ってジョンイナが
Aの髪を優しく撫でていた

反対側ではタオが
Aの手を握っている

他のメンバーはソファーで
Aを見守ってる

「頑張るんだ、A」

小さい頃のアルバムには
たくさんの思い出がうつってたはず

もう受け入れるしかないんだ

「受け入れるまで
僕らが傍にいるから」

静かに額にキスをして
僕は微笑んだ

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