SHINE. (ページ29)

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シーンと静まり返ってしまった練習室

やってしまった。言われたら言い返す癖を包み隠さず出してしまった

VN「..ﾌﾞｯ」

「え、」

沈黙に耐え切れなかったかのようにバーノンさんが吹き出した
このタイミング?隣のウォヌさんの顔今すぐ見た方がいいですよ、引いてるから

SG「ちょ、ちょっとどうしたの急に」

VN「だってジョンハニヒョンに言い返してるんだよ?凄くない?」

MG「このタイミングで笑えるお前の方が凄いよ」

うん、私もそう思うよミンギュさん

HS「Aさん」

ホシさんに呼ばれると、隣に並んでいるウジさんもこっちを見ていた
二人が何を言うのかと、他のメンバーも複雑な表情で見ている。さすがにバーノンさんも真剣な表情になった

HS「加入はほぼ決まったようなものだったけど、今日の姿を見て僕は決心がつきました
ヒョンや周りの反応はすぐに変わる物じゃないかもしれない、でも今回のことに真摯に向き合ってくれていることは伝わってきました」

WZ「今までとはまったく違うことがこれからたくさんあります
僕達の意思は固まってる。最後はAさん次第です」

ここに残って、いろんな恐怖と闘いながらデビューするか
日本に戻って、慣れ親しんだ環境で先の見えない日々をまた走るか

決して簡単ではない選択

けれど、二人が伝えてくれた言葉は、二人だけの言葉ではないような気がする

「私の夢は、ステージで輝くアイドルになることです
私はチャンスを掴みにここに来ました」

手を広げてくれるなら、飛び込むしかないでしょ

目の前に出された手を、しっかりと握った

ジャニーさん、私ー...

ﾏﾈ「Aさん!社長さんが!」