SHINE. (ページ22)

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「(今日はいよいよ...)」

はい、今日も到着しましたレコーディング室。同じ建物の中にあるのですぐ着いてしまうのですが

昨日よりもドアが重く感じて全然開けられません

だって確実にこの向こうにはあの、あの人が、あの..BZ「あれ、入らないらないのか?」

「(まさかの後ろから登場!!!)」

驚いてドアに激突した私を、何ともにこやかに笑ったボムジュさんは、これまたにこやかにいとも簡単にドアを開けて私を招き入れた
中にはウジさんはいないみたいでほっと一安心。ボムジュさんだけでも心臓か口から出そうだったから

BZ「楽譜は読んできた～?」

「はい、曲も前から知っていたものでよかったです」

BZ「本人はいないから気楽に歌って。歌詞間違っても最初だから大丈夫」

「(最初はね)はい、お願いします」

早速始まったボーカルレッスン。なんと歌うのはウジさんのソロ曲の“SIMPLE”
ウジさん特有の、鼻から抜けるようなハスキーな高音と、男らしい低温

昔男性ボーカルの曲を歌うのに苦労した、あの頃の自分を思い出して
でも、自分よがりで曲の大切な部分を壊さないように

自分なりに、SEVENTEENのウジになる

ー내가 틀린 거라고 모두가 말해도(俺が間違ってるってみんなが言っても)ー

ー이 밤이 지나면 함께 웃을 수 있길(この夜が過ぎれば一緒に笑えますように)ー

BZ「うん、いいね。音程もいいし、曲も捉えられてる」

「ありがとうございます」

BZ「SEVENTEENのメンバーは、みんな個々にいろんな音を持ってる」

「音、ですか」

BZ「性別のこともあるけど、それを抜きにしてもいい音になるよ
さ、練習しようか」

「は、はい」

自分の音。私は、人にどんな音を届けているんだろうか

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ーウジ sideー

「ありがとうございました」

BZ「また次な～

さて、感想は?」

WZ「...」

BZ「おいヒョンを無視するな」

WZ「今言葉考えてる」

BZ「お前見てるみたいだったな、歌ってる時の」

WZ「..うん」

まさにその通り
自分が歌ってるような感覚になった、けど聞こえてくる声は彼女の物で

BZ「誰にでもなれるな。スンチョリも同じこと言ってたけど」

WZ「はぁ、頭抱える」

BZ「まあみんなで頭抱えるといいさ(笑)」