SHINE. (ページ21)

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ー京本大我 sideー

田中「以上!「「「SixTONESでしたー!!」」」」

某動画サイトの配信動画を撮り終わり
次の雑誌の撮影までの時間がある時は各々好きなことをして過ごしてることが多い俺達

置いてある椅子に座ってちらっと携帯を見ても、待ってる人からの連絡はきていない

田中「きょーも、また携帯見てる」

京本「俺そんなに見てる?」

田中「あの北斗が心配するくらいにはね」

北斗が俺を心配する世界線って、ファンからしたら死ぬほどレアなんだろうけど
今はそこまで考える余裕もない

鳴らない携帯を一日に何回もチェックしてはため息が出る
デビューを聞いた日から、Aとの連絡は一切取れていない
俺が例外な訳じゃなくて、メンバーもSnow manも、他のJrも先輩もだ

希望を持って高地と仕事帰りにAの住んでるマンションに行って、入口の郵便受けから郵便物が飛び出してるのを見て、部屋で死んでるのかと思ったけど
管理人さんに言って開けてもらっても、部屋には誰もいなかった

田中「Aどこで何してるんだろうなー」

京本「それが分かったら今すぐにでも飛んでいくのに」

田中「それ師匠とかも同じこと言ってたよ」

京本「滝沢くんも知ってるはずなのに教えてくれないし」

俺達って、こんなに簡単に会えなくなっちゃうような関係だったのかなって

寂しいとも、むなしいとも言えない心の穴なんてそう簡単には埋まらない
ジェシーとかだって、あんなに元気に振舞ってるけど本当は相当しんどいはず

京本「もーやだ!いっつも俺ばっかり困ってる!」

森本「やだ!きょもがご乱心!」

高地「お前な!俺達はいっつもお前“等”に振り回されてんの!」

京本「なんだよ高地のくせに!」

ジェシー「コーチ!」

北斗「お前等うるさい(笑)」

俺っていっつもこうやってメンバーに励まされて、年長組なのに情けないってAによく背中叩かれてたっけ

ほら、こうしていなくても話題に出るくらいにはみんなAのこと考えてるんだ
だからさ、誰にも見つからないようなかくれんぼなんてやめて

今すぐ出てきてよ